先ず、兄がいた頃を振り返ってみた…
兄が去ったのは平成3年9月16日…
生前、兄が生きていた頃の想い出って
何かいい想い出があったのか…

やはり悪い想い出しかない

兄は、よく発作を起こす人だった
小学校4年から…、それからと言うもの
父は、兄が悪いことをしても兄を
叱咤することはなく私にばかり、八つ当たりを
する日々が続いていた
そのうち、兄がどういう事件に巻き込まれて
死に至るかを私は、14歳の時に詳細を感じた
私の母校である中学校の後輩から
殺害されると言う予知を察知した
兄が発端で、兄の行動のせいで殺人者が出ると言うものだった
もしあのときあの場所に私が居たなら
もし、寄り道せずに職場から帰宅していたなら
あの事件は未然に防げたかもしれない

けれど、、私の目に写る未来は現実に
なってしまう…、運命は定められた方角にしか
進まないように出来ている…
ただ、遅かれ早かれ 何があろうと
変えられる未来もあるのだ…
ただその弱さに負けない強さがあれば
思わぬ奇跡を人は起こせる力が
備わっているのだ、私はそう信じたい
だからこそ、たとえ苦しい病に見舞われようと
余命を告げられてしまったとしても
負けないでほしい!! 病気をいいわけにして
命を粗末にしてほしくない
その命は、無駄に与えられたものではなくて
これからも生きて行くためにほんとの最期を
迎えるその時まで
必要不可欠なものなのだから…

ほんとの意味での生きた証を作ってほしい
