Kちゃんと3ヶ月振りに再会したのは
「小布施ワイナリー」の中だった。
久し振りなのに、やっぱり手には酒を…
ちょっぴり照れつつも近況を報告しあう。
ここは蔵の中らしく、仄暗く沈んだ照明に空調のせいだけではないと
思われる冷んやりした空間で、灼熱の戸外とは別世界だ。
ワインは滅法うまい。
今まで飲んだ国内のワイナリーの中では文句なく№1である。
いい気になって次々と試飲しまくる。
ワイングラスやオープナー、ワインのラヴェル
(由来は知らないが、一部のワイン通はこれをエチケットと呼ぶ)を
デザインしたメモ用紙など、オリジナルの小物もとても良い。
1時に予約の昼食へ向かう。
初対面の3名とマウイで知り合い昨年もここでお会いしたY子さん、
だがそこはランナー同士、すぐ和気藹々と打ち解け、楽しい会食となった。
食前酒がついたランチなのだが、運転者や苦手な方の分など都合
4杯が私の前に並ぶ。
Kちゃん「確か、さっきワイナリーでも大分飲んでたよね?!」
エントリーを済ませ、腹ごなしに小布施の街中を散策した後
本日の宿、高山村の山田温泉へと向かう。
「平野屋」は普請中で玄関先に職人さんが何人も作業をしていた。
残念ながら自慢の檜風呂にはあと二、三日かかるとかで間に合わなかった。
そこで代りに総湯に案内される。
宿の目の前で、からんに至るまで木造の大変風情のあるお風呂だ。
他では味わえない特別な雰囲気に一同大満足する。
上がってから改めて外観も見ると、建物も神社のように
重厚で、立派な屋根の造りになっている。
広々とした和室も改築が終わったばかりで清々しくとても綺麗。
だが、それを堪能する間もなく、食事が終わると全員速攻で寝てしまい、
普段夜更しの私は非常に困ったが、早朝に出発したのが幸いして、
程なく皆に追い着き、眠ることに成功。
(↓)続く