忘れられないことがたくさん起きた2011年も、あと10日あまり。2011年○○ランキングが、数多く発表されていますね。
CDシングル年間ランキングも、その一つ。トップ5をAKB48が独占しています。6,7位に嵐。8位に、「マル・マル・モリ・モリ!」。9位にSKE48。10位にKis-My-Ft2と、今年もアイドル強し、でした。
このランキングにアイドル以外のアーティストが登場するのは、12位にチーム・アミューズ!!がランクイン。震災の復興支援ソングですね。
アイドル以外のCDが売れない理由について、坂本龍一さんが、今年初めの西日本新聞の取材で興味深いことをお話されていました。
「ここ数年、国内外でツアーを精力的にされている理由は?」と聞かれ、坂本龍一さんは「単にCDが売れないから。演奏活動しないと食べていけない。不思議なことにCDは買わないのにライブには来る方がたくさんいるので。体験にはお金を払うけど、情報には払わないということが大きいかな。」
「20世紀の長い間、レコードやCDの時代は、(ライブと)同じものであるかのように長く錯覚してきたんですよね、僕も含めてみんなが。でも、それは全然違うものって分かってきたのかもね。」
とおっしゃっています。
「体験にはお金を払うけど、情報には払わなくなってきている」という分析が非常に興味深いです。
お金のかけどころが変化しているんですね。「○○にはお金をかけるけど、□□にはお金をかけない」と、自分なりのこだわりを持ってお金を使っている人が増えている気がします。
そういえば、「CDのジャケ買い(CDのジャケットのみを見て気に入って買うこと)」というフレーズも、あまり聞かなくなりましたね。CDのジャケットは立派な作品なので、さびしい感じがしますが。
これだけ便利な世の中になると、音楽、演劇、美術、観光、スポーツ観戦などなど、どれも家で全て味わうことができます。
ただ、実際にその場に足を運び、その空間で味わう、五感で感じた体験は、自分の体の中で生き続けます。貴重な財産になりますよね。
それを大事にし、体験できることの幸せを感じ、新たな年を迎えたいなと思っています。