それは先日、3人で晩ごはんを食べて(夫と自動車職人は呑んで)帰る雨降りの夜のことでした。
片側一車線の山道。
山道といっても車の往来は結構ある道ですが、電灯は少なく夜には真っ暗の道、車はスピードを出す危ない道でもあります。
そんな場所で、前方に片側の道路を真横から直角に塞ぐように、山(地滑り防止のためコンクリで固めてある)に突っ込んでいる軽トラが見えてきました。
前輪が2つとも道路脇の側溝にハマっており、後輪がパンクしているようでした。
前を走る車はサッと交わし走り抜けていきましたが、私の車には自動車職人が同乗、これは助けにいきますよね。
ハザードたいて、ライトアップしたまま、自動車職人と夫が降りていった先を見守りました。
ちょうど私の後ろを走っていた車の仕事帰り風おじさんを含む2人も手伝いにきてくれたようで、みんなで雨の中車を救出することに。
私は結局、行方を見守るだけでしたが、時間がかかるようなら交通整理に出ようかと思っていました。
何台かは追い抜いて横切って行ったけど、対向車もドンドン来るし、ほぼ片側車線閉鎖しているし、私たちの後ろにもドンドン車が並ぶ。
幸い、事故した車の運転手にケガはなさそうです。
あとはとりあえず車を安全な場所に移動させるだけ。
みんなの力で、前輪脱出。
交通整理しながらうまく車を救出させた4人の助っ人のおかげで、一人ではどうにもならなかったであろう事故車の人は安全な場所まで車の移動が出来たのでした。
そこから先は何とかなるだろうということで、私たちはサッサと帰りました。
だけど、あの状況を目の前で目撃して、私一人だったら間違いなく、交わして走り抜けていくだろうし、知識も力もない女一人が止まったとしても何も出来ません。
「オイオイ、大変だなぁ」とは思っても関わらないだろうと思います。
逆にすぐ車を止めて助けに出れる人って、勇気や助け合いの心、男気などがある人だなと思います。
困っている人を助ける人ってカッコ良いと思います。
あの時の自動車職人と夫はやはりカッコ良かったです。
しかし、助けにいった人が二次災害にあうという話もニュースでは良くあるので、助けに行くだけが良い事とも言いきれないのですが・・・。
助けに出たおじさん達も、機転が効く行動力のある素敵なおじさんでした。
困っている人を助ける。
当たり前のことのようでなかなか出来ない、そんな場面に出くわして少し興奮したミッシェルさんなのでした。