のんびりしようと思って本を持って公園に行ったら、久しぶりにシロ太君に会いました。


「アハッ、姐さん!!

屋根のあるベンチまで一緒に歩きます。


「こっちはまだまだ暑いですよ…で姐さんは元気に?」

シロ太君、話したいことがいっぱいだね。
ベンチに到着。


「フィ~…疲れたでやんす。」

日陰は涼しい~。
それにしてもシロ太君、大きくなったなぁ。
産まれてからもう2年かぁ。

体に傷もないし、最近喧嘩はしてなさそうだね。


「このお手手で猫パンチをするんでやんすよ。」
そうか、そうか。大人になってるね。
風が吹いて腹毛そよそよ。

フワァッ、フワァ~。
お友達もやってきた。

「あたしもお邪魔するわよ。」


「風が気持ちよくって眠たくなっちゃうわ。」

気心知れた距離。

そのうちシロ太君はテーブルの上に上がり…。


「姐さん、いつものトントンしてくだせぇ」
はいはい。


「おぉ~、ほっほっほぅ…気持ちい~」


「んふふ~。背中も撫でてくだせぇ。」

「最高ですな。うへへ~」

では私は本を読みますのでシロ太君邪魔しないでくださいね。

「わかりやした。シロ太、聞き分けが良いからここで静かにしてるでやんすよ。」


「んふふ~。」コロンコロン。
シロ太君、日傘を踏まないでください。
ササッ。


「……踏んでたでやんすか?」


「やっぱり足元で寝るでやんす。」

読書をしている間もずっと足元にいてウトウトするシロ太君でした。


「んふふ…スピー、スピー。」

そよ風と読書と猫、これぞ最高の幸せ。