インタビュー記事掲載 第2回 | 金融商品を販売しないファイナンシャルプランナーの「お金の話」

金融商品を販売しないファイナンシャルプランナーの「お金の話」

日本語教師の資格を生かし 投資やお金に関する専門用語も 分かりやすく一つ一つ説明 金融リテラシーの向上に力を入れています 札幌のお金の話はグッドライフプランニングにお任せください

前回の続きです。

参考までに前回はこちら

 

qbc:なるほど。このお仕事を始めたきっかけは?
 

大川:まず、近くに新しい病院ができて、人と接する仕事という理由で受付の求人に応募しました。
人と接するのが好きなんです。
で、そこで、保険証って本当に個人の方の情報が集約されてるんだなって、初めて気づいたんですよ。

ちょっと前の保険証だと、家族構成も全部書いてあったりしたので余計に。
あと、自営業なのか会社員なのかとか、会社の規模とかも大体分かります。

保険証を通して社会保障関係や医療費にも興味が湧いて、
さらに幅広い知識を・・と思って色々調べてみているうちに、
お金全般の知識が必要となるファイナンシャルプランナーにたどり着きました。
でも、決定的にファイナンシャルプランナーになろうと思わせてくれた、キーパーソン的な方がいまして、
生活保護を受けていた高齢の方なんですが、
お住まいが病院の近くで、定期的に通院されていたんです。

で、通勤途中にお家の前を通ると、庭でちっちゃい盆栽みたいなのをいっぱい育てて、
手入れしてたんですよ。おじいちゃん、それも、すっごい楽しそうに。
生活保護なのでお金はなく、ちっちゃいところに住んでるけれど、見る度に楽しそうな様子だったんです。

で、おじいちゃんの楽しそうな様子を見た同じ日に、
大きな車に乗って、いかにもお金持ち、みたいな方が病院に来られて、
全然幸せそうな顔をしてないっていうパターンが結構あって。

なんかね、どっちが幸せなんだろうなって、ものすごくね。本当、そう思いました。
そこからお金のことを勉強して、資格を取って、独立してという流れです。
 

qbc:面白い入り方ですね。いつからファイナンシャルプランナーをはじめられたのですか?
 

大川:4年ぐらい前に独立しました。
 

qbc:もともとパワフルな方なんですかね。行動力があって。
 

大川:自分で考えて、動いちゃうみたいなとこあります。
行きたいとこあったら行くとか、やりたいことあったらやっちゃうみたいな、それはあります。
 

qbc:ファイナンシャルプランナーって、どういうところに面白味を感じられてますか。
 

大川:お金の話って、生活に一番密着してて、悩みも深かったりするんですけども、
話をするだけでも大分皆さんスッキリするみたいなんですね。
で、スッキリしてもらうと、解決策もより具体的にお話できるので、そういうやり取りに面白味を感じます。
 

qbc:何歳ぐらいの方が相談されるんですか?
 

大川:年代は幅広いんですけど、子育て世代の方とか、退職金入ったタイミングという方とか結構いらっしゃいます。
 

qbc:新卒の方とかも来ますか?
 

大川:私の相談者さんの割合でいうと、新卒の方は少ない方に入ります。
でも、少し前に比べると20代のみなさんの金融の知識って、
ものすごく上がってますので、こちらが話をするにしてもよく準備するようになりました。
 

qbc:天職っていうような言い方がありますけど、
今のお仕事はそういう意味で考えるといかがですか?
 

大川:20代のときにイギリスに留学して
Postgraduate Certificate in Teaching Japanese as Foreign Languageっていう
日本語教師の資格を取って、そこで授業やったりしたんですね。
で、会社員として働いていた仕事にしても、人の相談を受けるような業務が多かったんです。
今、お金の講座やったり相談業務やったりっていうのは、今までの色々なことが蓄積された結果かなって思えます。
 

qbc:自分がお仕事を楽しめてると感じることはありますか?


第3回へ続く。全6回位になると思います。