多重債務ボーイズに愛の手を差し伸べたくなった話 | 金融商品を販売しないファイナンシャルプランナーの「お金の話」

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数年前「多重債務ボーイズ」の存在を知りました。
ラップのグループなのですが
とりあえず、すごい名前だなぁというのが第一印象。

彼らのことについてなども含めて
音声配信のスタンドエフエムにて先週末お話しました。
内容を文字に起こしましたので文章の方がお好きな方は
こちらをどうぞ。

 

 

「聞くお金のニュース」パーソナリティの大川です。
本日はTBSニュースから取り上げました。
タイトルは「ヤミ給与ファクタリング摘発最大日利5%」

こちらの記事によりますと
お給料を担保に現金を貸し付ける「給与ファクタリング」
で違法な金利手数料を取っていたとして
東京都練馬区の会社役員ら5人が逮捕されたとのことです。
 

ファクタリングについては
金融庁のホームページにも
注意喚起がされていまして
以前から度々ニュースになっています。
 

この「給与ファクタリング」は
お給料を担保にしてお金を貸す仕組みになっています。

お金を貸すいわゆる貸金業は登録制になっていて
登録には事務所を構えて
貸金業取扱い主任者を設置することが必要です。
 

登録せずに貸金業を行うことは
いわゆる「闇金」に当たります。

闇金なので法外な金利手数料を設けて
お金を貸します。

今回は日利5%とのことですので
例えば10万円借りたとした場合、
一日5000円の利息がつく計算となります。
このペースでいくと
20日で借りたお金と同額の利息10万円になってしまいます。
元々借りた額が10万円で利息10万円
合計20万円。
要は20日間で返済額が借りた金額の倍になる
という計算です。
 

こんな闇金に手を出さないといけなくなるのは
一般的なカードローンなどが
何らかの理由ですでに利用できなくなった人
が多いかと思います。
 

2年位前なのですが
「多重債務ボーイズ」
というラップのグループが
「リボで買う」
という曲を出しました。
 

これTwitterで知ったのですが
誰かがリツイートして
私のTwitterのタイムラインに出てきました。
 

彼ら4人組は全員何らかの理由・・
といっても、見栄を張ったとかギャンブルとか女遊びとか
まぁ、期待を裏切らないような理由で
借金を背負っていてそれをネタにしているラップでした。
 

歌詞は
あれもリボで買う これもリボで買う リボリボリボ
朝コンビニ飯いきなりリボ ふかすタバコもリボ
 

で、「どうしようもないなぁ」とか
思うじゃないですか。
 

でもですね、一つだけ心に残った歌詞がありまして
 

君にあげたグッチのリボがまだ
愛と一緒に残っているんだ 
 

で、これを読んで思わず
「ライフプランニングの愛の手を差しのべてあげたい」
とコメントしました。
 

皆さん、いろんな事情があると思うのですが
リボリボリボリボが続くと
深みにはまって最終的に闇金の誘いに負けてしまう
可能性が出てきてしまいます。
リボリボが日常の方は一度立ち止まってみましょうね。