アメリカでは高額、イギリスは無料、日本はそこそこかかるもの | 金融商品を販売しないファイナンシャルプランナーの「お金の話」

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音声配信スタンドエフエムを

3月12日からスタートさせました。

 

 

ここから今日配信の内容を
文章にしたものを掲載します。
音声を聞くのより
読む方が好きという方もいらっしゃると
思いますので
もし、よろしければこちらをご覧くださいませ。
本日配信のタイトルは
「アメリカもイギリスも日本も
公的医療保険制度には違いがあります」

今日は東スポウェブ 3/15の記事からです。
タイトルは
「野沢直子が交通事故被害 高額医療費が
頭をよぎり 咄嗟に アイムオーケー」

アメリカ在住の芸人野沢直子さんが
ショッピングセンターの駐車場で
横断歩道を渡っていたところ
車との接触事故にあい
とっさに
高額医療費があたまをよぎり
アイムオーケー と大声で言った

という話

日本にいるとぴんと来ないかもしれませんが
アメリカは高齢者や所得の低い方以外は民間の保険に加入していて
日本のような公的医療保険制度はありません。
野沢さんはたいしたケガではなかったようですが
救急車で運ばれると医療費が高額になると思って
とっさに「アイムオーケー」(私、大丈夫です)
って大声で言ってしまったみたいです。

日本は
国民皆保険制度
国民全員を公的医療保険で保障する制度ですので
アメリカとは対照的なスタイルです。

日本の公的医療保険制度の特徴をもう一ついうと
社会保険方式があげられます。

お給料など保険料が皆さん引かれていると思うのですが
この保険料が財源の半分、あとは国庫などの公費が4割
患者さんの負担が1割で賄われています。

日本と対照的なのがイギリス。
イギリスはNHS、ナショナルヘルスサービスとい
税方式をとっていて
医療費は税金で賄われています。

NHSの一番の特徴は
医療機関の利用は原則無料、
診察入院手術も全部無料。
その代わり、診察に予約が必要だったり
他の病院に行く時には
ホームドクターからの紹介が必要です。

お医者さんの側も税方式という関係上
開業も自由にはできなくて
お給料は公務員のように国からでます。

ただ、この制度にはイギリスの方は誇りを皆さんもっていて
2012年のロンドンオリンピックの開会式の時に
開会式はその国の誇るべきものを大体紹介するものですが
この時は
シェークスピア、産業革命と並んでNHSの紹介をしていました。

所変われば医療制度も色々と変わるものです。

日本のように公的医療保険制度が優れている国は
他にはありません。

今はコロナで海外との交流が
しずらくなっていますが
もし、海外旅行など行くことがありましたら
国内で医療保険などに加入していない方でも
海外旅行期間だけの短期保険というのがあります。
一番安いのでもいいですので
入っていた方が安心安全です。