札幌医科大学の再生医療が公的医療保険の対象に! | 金融商品を販売しないファイナンシャルプランナーの「お金の話」

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今年の1月頃

北海道の民放テレビ局で

札幌医科大学の再生医療の取り組みについて

放送されていました。

 

内容は

事故などで脊髄損傷をして寝たきり状態になってしまった方に

再生医療の治験をして、効果が上がっているというものだったのですが

 

治療方法としては

患者さんの血液と骨髄液を使い

骨髄液に含まれるある細胞を培養して製品化したのち

その患者さんに点滴で体内に注入して戻すというもので

 

治験の結果はかなり良く

寝たきりだった方が普通に歩いて退院されたという方も

いらっしゃったそうです。

 

 

そして、この治療の際につかう再生医療等製品を

「ステミラック注」というそうなのですが

 

この「ステミラック注」が

公的医療保険の適用になり、

高額療養費制度を使うことができるように

なったそうです。

 

高額療養費制度とは簡単にいうと

医療機関の窓口で自己負担額が一定額を超えた場合

その超えた額は手続きをすると支給してもらえる制度で

 

年齢・年収によって自己負担の上限額は変わりますが

 

一例を出すと

70歳以上で年収330~770万(医療費3割負担)の場合

窓口で1か月30万円支払ったときは

(医療費総額100万ということ)

 

手続きすると212570円を支給してもらえて、

最終的な自己負担額は87430円となります。

(ちょっとした計算式を使ってこの額を出します)

 

参考までにですが

今回の「ステミラック注」の薬価代は

約1500万円とのことです。

 

全額自己負担だと

だれもが受けられる治療とはいい難くなりますね。

 

対象となる患者さんについてなど

詳しくは

札幌医科大学のHPをご覧くださいませ。

 

1人でも多くの患者さんが救われますように。

 


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