50代から60代向け年金の話 皆知りたい 年金いくらもらえるの? | 金融商品を販売しないファイナンシャルプランナーの「お金の話」

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年金の一番の関心事はやはり

「一体いくらもらえるのか」

に尽きると思います。

 

年金を確認できるものとして

年に1回

「ねんきん定期便」

が年金加入者全員に

送られます。

 

これには

今迄の加入実績に基づいた額が

記載されていますので

実際に給付されるときには

今後の加入実績と物価変動などを

考慮した額になります。

 

それから

日本年金機構の

「ねんきんネット」

でも公的年金の受給見込み額を

確認することができます。

 

これらを見ると

この時に入社したなぁー

とか

アルバイトで食いつないでいたなぁー

とか

この会社は給料よかったなぁー

とか

色々と振り返ることになると思いますが

書いてある内容が合っているかの

確認を念の為しておきましょう。

 

そして

公的年金の給付の水準は

「所得代替率」という数字で考えます。

 

「所得代替率」とは

主に厚生年金に対して使われますが

年金を受け取り始める時点の年金額が

現役世代の収入と比較して

どれくらいの割合かを示すものです。

 

例えば所得代替率5割というと

その時の現役世代の収入の5割を

年金として受け取れるということになります。

 

参考までに

平成26年の財政検証結果を見てみると

モデル世帯

(40年厚生年金に加入した夫と

 その間専業主婦だった妻の世帯)

の所得代替率は、

経済の再生が進む場合は5割以上、

低成長の場合は5割を下回る

見通しとなっています。

 

ただ、この場合はモデル世帯の話ですので

職業や就労期間、所得、婚姻状態などの

前提条件によって数値は変わります。

 

所得が上がる程

所得代替率は下がりますので

公的年金の場合、

所得の低い方ほど有利になる仕組みになっていますが

給付額は所得に比例するようになっています。

 

少し込み入った話になってしまいましたが

まずは

「ねんきん定期便」や

「ねんきんネット」

でご自身の状況を確認するところから始めましょう。

 


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