新入社員・転職者の知っておいて損はない給与明細の見方基本編の続き | 金融商品を販売しないファイナンシャルプランナーの「お金の話」

金融商品を販売しないファイナンシャルプランナーの「お金の話」

日本語教師の資格を生かし 投資やお金に関する専門用語も 分かりやすく一つ一つ説明 金融リテラシーの向上に力を入れています 札幌のお金の話はグッドライフプランニングにお任せください

昨日の続きです。

 

給与明細の

控除の部門の話の続きですね。

 

昨日は

健康保険料と

介護保険料まで説明しました。

 

次に

厚生年金保険料

会社員の方は殆どの場合

加入しています。

 

将来、

年金をもらう際にとっても重要ですので

しっかり納めておきましょう。

こちらも会社と折半することになっています。

 

それから

雇用保険料

これは自己都合で退職したときとか

まぁ、新入社員向けのお話ではないですが

何らかの理由で解雇された時とか

とにかく失業したときに

失業保険がもらえるように払うものです。

折半ではありませんが

会社と社員で負担します。

 

次に所得税

自営業の方などは確定申告をして

税額を計算しますが

会社員などの場合は

毎月のお給料から大体の金額が

源泉徴収され

12月に調整されます。

 

この12月の調整を

年末調整というのですが

所得税が払い過ぎの場合

戻ってきます。

 

実際に年末調整で戻ってくると

12月という物入りの時期ということもあり

なんとなく嬉しいな、とか思うのですが

払い過ぎが戻ってくるだけです。

そうだと分かっていても嬉しいものです。

 

最後に

住民税

6月から徴収されるもので

通常は前年の所得に応じて

金額が決まります。

 

と、いうことで

新入社員1年目は住民税は引かれません。

 

この住民税は転職時に

その存在感を増すことがあります。

 

前年の所得に応じての金額を

翌年に払うので

タイミングがあってしまうと

転職活動中で無職の時に

前年の所得に応じた住民税の

請求がきます。

 

転職活動中ということは

失業手当をもらっている場合もありますが

まぁ、

通常よりも収入が少ない時期ですよね。

そこへ現役時と同じ住民税・・。

 

住民税、

お給料をもらっているときより

退職してからのほうが

存在感はやっぱりありますね・・。(笑)

 

あとはおまけで

財形(勤労者財産形成貯蓄制度)ですね。

給料天引きで貯蓄してくれる制度です。

 

会社で財形の制度があって

利用している場合は

財形で積み立てている金額が書いてあります。

 

また、財形貯蓄を行っている場合

住宅融資制度を利用できたりもします。

 

会社で財形の制度がある場合は

何に使うとか決まっていなくても

とりあえず、

天引きにしてもらって

自動的に貯蓄

というのが

お金を無理なく貯めることのできる

とってもいい方法です。

 

財形はお勧めです。

 

財形制度がない場合でも

銀行などで

自動的に指定の口座から

積立をしてくれる

積立預金というのがありますので

お金を貯める癖をつける第一歩として

利用してみるのもいいかもしれません。

 

いずれにしましても

新入社員の皆さん

初給料、おめでとうございます!