前回に引き続き住宅ローンの話です。

住宅ローンですが、

固定金利を薦めていたのに、なぜ今度は変動金利か。

想像するとそれは、3つの理由かなと思います。

1.金利が下がりすぎた

固定金利の利益が、市場調達金利と、貸出金利にある場合、
市場の金利が下がると、それにあわせて、貸出金利を下げざるを得ません。

国債金利が下がって、フラット35の金利もさがってるのに
自分のところだけ、高金利だったら、だれも、その銀行から借りません。
市場原理です。

すると、金利が下がりすぎたことで、貸出金利と、市場調達金利の差が
薄くなりすぎてしまいました。

いかに薄利といっても、耐えられる限界があります。

2.金利上昇リスクが顕在化してきた

金利が下がりすぎたことによって、反発の可能性もでてきました。

固定金利で貸し出しを続けていると、市場金利が上昇したときに
機会損失が発生します。
変動金利型で貸しておけば、市場金利が上昇したら、貸出金利も
あがりますので、金利上昇の利益を享受できます。

変動金利を薦めるということは、金利上昇のリスクが高まってきたと
みているのかと思うとちょっと怖いですね。

3.借り手が借りやすい

変動金利にすると、キャンペーン金利適用などによって、ほぼ0%に近い
形で借りられるケースもでてきました。

住宅ローンは長期に渡る借金なので、金利が1%違ったら、
返済額は何百万単位で違います。

固定と変動の、総返済額、月々の返済額の違いを見せられると
変動の方が圧倒的によいように見えます。

予定よりも多めに借りても、変動金利で、返済額が増えませんので
借りる為の後押しになります。

もしかしたら、3の理由は一番大きいかもしれませんね。
変動で借りたら、利息がほとんどつかないので、元本を返しているだけ
元本の減る割合が多ければ、総返済額は少なくなります。

だから、変動で借りて、繰り上げ返済を早期に行い、定年までの
完済を目指す。

なんてストーリーがあちらこちらで語られているかもしれません。