リーマンショック後の金融商品の実績をみてみると、
国内株式、海外株式、海外債券は新興国の経済成長を
背景に2007年まで大きく値上がりした後、急落しその後
戻りは鈍くなっています。

ロングスパンでみてみると、結局、長期保有した場合、堅実な
リターンをあげていたのが国内債券でした。

また先行きの見えない時代で、安定したリターンを得たいという
点からも債券投資が熱いということになっています。

ここで、基本に立ち戻って、債券に投資するということを考えてみましょう。

まず、債券とは、国が発行している国債や、企業が発行している社債、
海外の発行体が発行している外債など種類がありますが、
基本的な考え方は同じです。

すなわち、債券を買うということは、発行体にお金を貸すということです。
100万円の債券を買うということは、100万円を貸すということですから、
満期がくれば100万円が帰ってきます。

それでは、儲けがでないので、100万円を貸すときと同様、利子がつきます。
利子とは、お金の使用料ですので、100万円の債権を発行した発行体は
債券を買ってもらうことで、100万円を手にしますので、その使用料として
利子を払うわけです。

発行時                 満期時
100万円 →利子→利子→利子→100万円(+利子)

また債券も発行体の信用度や、商品としての人気によって発行額が代わります。
上記の例でいうと例えば発行時の価格が98万円だとします。
すると、満期時には、100万円で帰ってきますので、差し引き2万円が利益となります。
(100万円-98万円=2万円)
この場合は、償還差益と利子が利益になります。

発行時                 満期時
98万円 →利子→利子→利子→ 100万円(+利子)

債券の場合は、この利息と償還差益が主な収益源となります。

ですから、これをみると債券は満期保有が前提ということがわかります。
発行額が低いときに債券を買って満期までもっていれば、リターンは保証されて
いるからです。

そしてお気づきの通り、借金ですから、発行体が潰れたり、消滅したりすれば、
かけたお金がパーになります。ですからお金を貸す側としては、発行体の
信用度が重要になるわけです。

それが格付け等になります。
お金を返してくれる可能性が高ければ、格付けは高くなります。

また、債券の発行体が危なそうだということになれば、だれも
その債券を買いません。安全な他の債券を買います。
だから危ない債券の発行体は金利を上げて、利子という特典を
つけます。

格付け低いから、危ないかもしれませんが、満期まで持ちこたえられれば
その間高い利息をお支払いしますよ。ということです。

投資家は、このリスクとリターンを考えて投資するわけですね。