三味線の足し算、引き算 | 史佳Fumiyoshi 普段着コラム -世界への糸道-

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史佳の日頃考えていること、感じていること、普段着を着ているようなリラックスしたコラムを紹介します。
史佳が一度三味線を持ったならば、どんな場所でもそこがライブ空間となる。三味線一本で世界どこへでも行ける。
世界への糸道、さぁ、出発だ!

ふみよしです。

フランス料理は、足し算の料理だと言われる

日本料理は、引き算の料理だと思う。

日本芸能のよさ、それは、極力無駄なものを

そぎ落とすということであると思う。

三味線に関していえば、足し算をする人がほとんど。

掛け算や割り算も取り入れて、トリッキーな弾き方をする。

ぼくも、三味線を再開した当初は、独学で先人たちの三味線のテープを

きいて、音をとっていた。足し算をし過ぎていた。

しかし、雲栄先生の唄の伴奏をしたことで、非常に無駄なものが

そぎ落とされ、引き算の三味線になった。

本当に鍛えられた。



三味線弾きにとって、一番重要なことは、三味線の音をきいて

手が取れることである。ぼくには、この才能が幸い備わっているので、

幸いだが、この耳コピーができないプロ奏者は、生き残っていけないだろうね。


来月、久しぶりに雲栄先生とのライブを、粟島村で予定している。

2年ぶりの粟島であるが、本当に粟島の人は民謡が大好きである。


2年経って、成長した音色を聴いてもらえたらと思う。