2024/3/11 月
米国市場では最近値を上げていたテクノロジー関連が値を下げ、SP500とNASDAQは値を下げた。ダウは値上がり。雇用統計は、非農業新規雇用者数が予想を超えたが、失業率は上昇した。Nvidiaは5%以上の値下がりとなり、今年通年の業績が投資家に受け入れられなかったBroadcomは5％以上値下がりし、Marvell Technologyは第1四半期の業績が予想を下回り10％株価が下落。Gapは第4四半期の業績が予想を超え、株価は4.5％上昇。Costco Wholesaleは高付加価値商品の売れ行きが芳しくなく、四半期の売上が予想を下回り、株価は7％以上値を下げた。欧州市場では横ばいであったが、フランスのCAC40は史上最高値を更新した。JEDECが半導体の基準を引き下げたことが報じられ、BE Semiconductorは16.1％値を下げた。UBSはブローカーが評価を引き上げ、株価が4%上昇
2024/3/12 火
米国市場では消費者物価指数と生産株価指数の公表を前にSP500とNASDAQは幾分下落。ダウは幾分値上がり。運輸長官がアラスカ航空の1月の737の事故に関して司法省等の査察に協力するようにコメントしたボーイングは株価が3%下落。また、Nvidia、AMD、Broadcomなどの半導体関連も値下がり。欧州市場でもテクノロジー株が軟化して市場全体が値下がり。BE Semiconductorが8.9％値下がり、ASMLも4.2％値を下げ、テクノロジー株は全体として2％下落。ドイツのイールドは12月以来の下落が続いていたのでリバウンドして上昇。ドイツの不動産会社LEG Immobilien'sは通年の利益が予想を超え、配当を引き上げる方針を公表し、株価は5.1％上昇
2024/3/13 水
米国では2月の消費者物価指数が0.4％上昇し、金利引き上げの期待感を壊すことになったが、オラクルが四半期業績が好調であったことと、Nvidiaと共同声明を発表したことに市場は好感し株価が11.7％上昇し、Nvidiaも7.2％上昇。SP500は史上最高値を更新することになった。ボーイングは737の製造過程での週次のコンプライアンスチェックを追加し、さらなる監査を受けることを公表し、株価は4.3％下落。サウスウエスト航空の株価は14.9％下落。欧州市場でも、自動車や銀行株がけん引して、史上最高値を更新した。ドイツではインフレが2月に2.7％増と減速したことから、株式指数のDAXは史上最高値を更新。金利感応度の高い銀行株は1.9％の上昇
2024/3/14 木
米国市場では投資家が半導体株につて利益確定の動きが強まり、SP500、NASDAQは値下がり。Nvidiaは1.1％、インテルは4.4％の値下がり。ディスカウント小売りのDollar Treeは1000に近い店舗を閉鎖することを公表し株価は14.2％下落。欧州市場では自動車株が値を下げる一方、企業業績のニュースが小売りや公益株の株価を押し上げ、市場全体としては史上最高値を更新。オンラインの小売りのZalandoは1憶ユーロの自社株買いを公表し株価は18.9％上昇。Zaraの親会社であるInditexは新春の売り上げが好調であることを公表し株価は7.7％上昇。公益株のE.ONは5年間の投資目標と2024年の利益予想を公表し株価は6％上昇
2024/3/15 金
米国では生産者物価指数が予想以上に高く金利引き下げが遠のくと理解され、株式市場は下落。Nvidiaが3.2%値を下げるなど、半導体関連は2日連続での下落となった。金利感応度の高い公益や不動産といったセクターが、それぞれ1.6％、0.8％の下落。取引アプリのRobinhood Marketsは顧客からの預かり資産が2月に16%増加したと公表し、株価は5.2％増加。欧州市場でも史上最高値を更新続けた市場の後、米国の物価データなどの影響もあり、株式市場は下落。基礎資源や貴金属の価格が下落したことから鉱業株が1.4％と最も下落した。スウェーデンのゲーム会社Embracerは子会社の株式の一部を売却し、ロシアでの運営を停止することになり11.2％の株価下落
