NYに1年だけ暮らしていたことがあります。
現地で知り合った友人たちはほとんどもうNYにはいません。
現地でとても仲良くしてくれていた友人が帰国後亡くなったり、私も当時の夫と離婚したりして、どんどんNYに住んでいた頃の記憶が色褪せてきていました。
が、去年。
唯一まだ現地に住んでいた大事な友人のブログでNYに咲く桜の写真を見てから、心境に変化がありました。
なんとなく当時の記憶を投げやりにしていたのは、自分だったのかもしれないと感じました。
彼女の写真をきっかけに、NYに住んでいた頃に書いていた自分の過去のブログを引っ張り出し、当時を思い出してとても嬉しい気持ちになったのです。
その友人が、この度足掛け10年近く住んだNYを後にし、今度はロンドンに行くことになりました。
先日一時帰国で東京に滞在していて、とても忙しいのに私に時間を作ってくれ、2年ぶりに再会し、とても楽しい時間を過ごしました。
5時間近く喋りっぱなし。。
大したことは多分話してないのに、彼女と会うといつも話したいことが口をついてでてきてしまってどうしようもありません。。
彼女とは、彼女の書くNYブログを通して知り合いました。
私がNYに引っ越した時、どんな風に過ごせば良いかわからず、現地の大学の社会人クラスや英語学校を探しているときにたまたま彼女のブログを見つけ、読ませていただいていたのです。
どんどんとブログを読んでいるうちに、とても真面目で、優しさに溢れた文章に触れ、
「 この人はどんなひとなんだろう?」
と思い、メッセージしてみました。
何度かやりとりがあり、直接お会いすることに!
こんなわけのわからない知らない人から突然のメッセージだったにも関わらず、とても丁寧で真剣に接してくれる彼女にとても共感を持ちました。
また、その彼女と私は当時キャリアを捨てて渡米した、という意味では境遇が似ていて、お互いに共感できる部分が多かったのです。
こうして交流が始まり、月に1回ペースでお会いしては、時間が経つのを忘れて沢山いろんなことを話したのを覚えています。
時を経て、私にとっては
その彼女だけが、NYとの唯一のつながりのように勝手に思えていた部分もあり。
彼女がNYを去ると聞いたら、なぜか泣けてしまいました。
彼女は10年近く現地に住んでいる間にたくさんボランティアもしていて、現地の友人が沢山できていました。
そしてその中には、すでにNYを去ってしまった友人たちも多いようで。(日本人、外国人を問わず)
そして、彼女の大親友のヨーロッパの方も、彼女の旅立ちに、自分とNYとをつないでくれていたからとても寂しい、とメッセージが来たようでした。
とっても共感できる。。
数年前ですが、当時NYでベストセラーになった本を彼女がもう読み終わったから、と私に送ってくれました。
私も興味があるかも、と思って送ってくださったのに、私はまた第1話の途中で…。。
そんなに、忘れ去っていた本なのに、なぜかこのホテル滞在の間に読みたいとふと思い出し、スーツケースに入れました。
この本の中のストーリーのように、彼女の中でもNYを去る時の気持ちや、理由があるのだろうな、と思って。
お会いした時に沢山のNYでの出来事を聞きました。
彼女はもうNYにはゴリゴリしていたようですが、沢山の素晴らしい仲間たちや、友人達から惜しまれて、ステキなメッセージをもらって、幸せそうでした。
日々を真面目に暮らし、周りの人を大切に過ごして来た彼女らしい旅立ちだなと感じました。
次はロンドン。
彼女はきっと、新天地で楽しみながらまた日々を大切に暮らして行くことでしょう。
また帰国の際や娘っ子を連れてロンドンに遊びに行ったりした時にお会いしたいなぁ。
