こんにちは、木村久美です。
投資詐欺のニュース、以前から、ちっとも減りません!
最近では、桃を海外に売るための資金を集め、配当を配る、なんていう詐欺もありました。
ほかにも、以前に、こんなニュースが、大きく取り上げられていました。
「投資詐欺で「フリッチクエスト」の社長ら逮捕 警視庁」

産経新聞ネットニュースより
アフリカの会社が投資を行い、うち7割は元本保証、3割は積極運用を行い増やします。この運用で元本は減りませんから、と話を持ちかけられます。そして、
月利4%で収益が得られます
と資金を募っていたようです。
ところが、実際は、運用会社は、ペーパーカンパニーです。暗号資産の投資や、海外カジノといった、ギャンブル投資が行われていました。
その資金繰りが悪化し、自転車操業状態に、おちいったということです。
大元の運用会社が、ペーパーカンパニーなんて、初めから騙す気しかない訳です。人が大切に貯めてきたお金なんて、どうでも良いということですよね。
こういった投資詐欺は、昔からあります。なぜ、なくならないのでしょうか。
構図が理解できれば、まず、そういった話に乗ることはありません。

https://www.jsda.or.jp/jikan/lesson3/
私が講師を行わせていただいている、日本証券業協会のホームページから抜粋したものです。
この協会は、銀行や証券会社の、監査を、行っています。
講義で、上の図を、毎回お話させていただいています。
まず、リスクというのは、変動の振れ幅の大きさを指します。

右にいくほど、上がったり下がったりの変動が大きい商品ということです。
そして、左側に書いてあるリターンです。上にいくほど、利益が期待できるということになります。

ここで、ある事に、お気づきになりませんか?^^
リスクとリターンが、比例的であるということです。
リスクを抑えようと思ったら、リターンは低くなります。
高いリターンを求めれば、それだけ、リスクも大きくなるということです。
では、月利4%の利益という運用法は、どこに位置すると思いますか?
左上の赤い丸です。

こんな商品は、存在しないことが分かりますね。
詐欺に遭い、もう投資なんてゴメンだ、となってしまうのは、とても悲しいことです。
本来の投資は、がんばっている会社などを応援し、その発展の恩恵を受けるものです。社会が豊かになるための、方法の一つなのです。
欲をかくと、たいてい、失敗します。
そんなに急がなくても、お金は育ってくれますよ^^
無知が理由で財産を失うことは、避けたいものですよね。