● 子どもの教育資金向けに、学資保険ではなく変額保険をすすめられました。
こんにちは、木村久美です。お子さんが生まれた後、教育資金について考え始める方は、多いと思います。
教育資金準備といえば、学資保険というイメージがあるかもしれません。
ところが、相談に行くと、違う商品をすすめられることがあります。
昨年お子さんが生まれたという、あるご夫婦から、このようなご質問をいただきました。
てっきり学資保険を提案されるものと思いきや、提案されたのは変額保険でした。
これまでの実績からプラスが出るとか、インフレに強いなどと言われたのですが・・
私たちの感想としては、なんだかしっくりこなくて、不安だけが残りました。
ですのでその場では契約は一旦保留にして帰ってきました。
よく考えてみると、メリットは色々聞きましたが、デメリットってほとんど無かったように思います。
学資保険の代わりとして、変額保険をすすめられることってあるのでしょうか?
変額保険は、確かに、インフレに強い商品です。
これからお金を増やしていこうと思ったら、インフレに強い商品を選ぶことが大切です。
また、変額保険は、2つの機能がついています。
貯蓄機能と、死亡保障です。
2つの機能を同時に兼ね備えておけるのが、魅力です。
ただ、教育資金のように、貯蓄メインでお考えの場合は、2つの弱点があります。
1、すでに生命保険に入っていれば、保障がダブってしまう
2、保険料の一部が死亡保障に充てられるので、貯蓄の効率性が落ちてしまう
この弱点をカバーするには、どんな対処をしたらいいのでしょうか?
多くの方は、お子さんが社会人になるまでの保障を手厚くしたいと考えます。
その場合、収入保障保険をえらばれるといいですよ。
必要な保障を得ながら、保険料を抑えることが可能です。
そして、貯蓄は、別に考えるということです。
変額保険の貯蓄部分は、何で運用されているかご存じですか?
投資信託で運用されています。
ということは、純粋に、投資信託で運用すれば、効率的と考えることができます。
たとえば、月1万円で、17年間積立てるとしましょう。
積立総額は、204万円になります。
では、投資信託をつかうと、いくらになるのでしょうか?
金融の世界では、投資信託で運用を続けると、5%ほどのリターンが得られると言われています。
すると、318万円ほどになってくれます。
変額保険で試算されている場合は、増え方をくらべてみられるといいですよ。
死亡保障がない分、効率的だということが、わかると思います。
投資信託は、これまで使ったことがない、という場合もご安心くださいね。
知識ゼロでも、ちゃんと利用できるようになります。
この資産形成法を知っておけると、教育資金だけでなく、老後資金などにも応用できるようになります。