前回の続き。
息子のことを
発達に遅れがあるのではないかと
主張する夫とは平行線。
そのうち、
私との“子どもの発達と成長”についての
言い合いに疲れたのだろう。
次に夫が言い出したのは、
「〇〇(息子)が
ちゃんとできないのは
あいつの名前が悪いからだ」
だ。
えっ?
私は耳を疑った。
この頃には、
私とのケンカでは、息子のことを
あいつ呼ばわりしていた。
私の愛する息子のことを
“あいつ”と呼ぶ夫に本当にムカついた。
夫が名指しする息子の名前。
実は、息子の名前には
亡くなった夫の名前の一字が含まれている。
つまり、
実父の名前が入っているから、
俺(夫)の言うことを意地でも聞かないのだ
と言うのである。
理論派を自負している夫が
何を言い出すのやらと驚いたが
夫は真面目に言っている。
息子の名前については
前夫がこだわってつけた名前である。
あいつ呼ばわりでも腹が立つのに
前の夫が命をかけて名付けた名前に
ケチをつけられた。
私は いい加減にして
だった。
しかし、夫の変な言い分は
さらに続く。
