映画「フレッチ/死体のいる迷路」(原題:Confess, Fletch、2022)を見る。 | fpdの映画スクラップ帖(名作に進路を取れ!)2号館

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フレッチ/死体のいる迷路」(原題:Confess, Fletch、2022)を見る。軽いタッチのB級ドタバタ・ミステリー・コメディー。アマプラ、U-NEXTなどですでに配信済みの映画で、Netflixでは新着扱い。1時間37分という短さがいい。

 

盗まれた美術コレクションを捜すうちに殺人の第一容疑者となってしまった主人公フレッチが、無実を証明するには真犯人を見つけ出すといったストーリー。

 

こうした映画にありがちな怪しい人物は、変わり者の美術商、行方不明のプレイボーイ、おかしな隣人、フレッチのイタリア人ガールフレンドなどが登場。とにかく支離滅裂な犯罪だった。

 

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冒頭、死体を発見しても、まったく動じないフレッチ(ジョン・ハム)が、警察に通報するが、警察も担当が違うなどのんき。ようやく殺人事件の捜査が始まるが、やってきた男女の刑事コンビものんびり捜査。フレッチは何者なのか。

 

 

 

場面は遡ること1か月前のイタリアに切り替わる。
イタリアのクレメンティ・デ・グラッシ伯爵から、元調査報道記者としての経歴を見込まれ“盗まれた絵の捜索”を依頼された記者のフレッチ。

 

捜索の過程で伯爵の娘アンジェラ(ロレンツァ・イッツォ)と知り合い、恋仲になる。そんなある日、伯爵が誘拐されるという事件が発生。

 

犯人は伯爵が所有していたというピカソの絵を身代金として要求。しかし、そのピカソの絵をフレッチが探している最中だった。

誘拐事件の身代金代わりに、盗まれた絵が必要になるフレッチ、入手した情報を元にアメリカのボストンまで容疑者を追ってやって来たのだが、アンジェラが手配した仮住いに到着すると、家の中で女性の死体を発見する…という冒頭のシーンになる。

すぐに警察に通報するが警察はフレッチを容疑者として調べ始めるのだった。
 

中年で黒人男性のモンロー警視正ロイ・ウッド・ジュニア)と、若い女性の刑事補グリズ(エイデン・メイエリ)の刑事コンビが殺人の捜査を担当。

 

 

特に女性刑事がジョン・ハムを目の敵にして、やたらと容疑者扱いしてつっかかってくるが、この女性刑事もドジな性格で、フレッチは軽くいなす。

 

容疑者の中で胡散臭いのがボストンの美術商のロナルド・ホラン(カイル・マクラクラン)。ホランは極度の潔癖症で、自分の所有物にも誰かが触るとすぐに拭く。

 

ペンなども使っていないペン、他人が触ったペンなどを「清潔」「不清潔」と瓶で分けている。他人がちょっと触れただけで嫌悪感を示すというところが、事件の仇(あだ)になって、偽装・隠ぺいにほころびが生まれるのだが…。

 

 

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この映画は「フレッチ/殺人方程式」(1985)と「フレッチ登場!/5つの顔を持つ男」(1989)に続く「フレッチ」シリーズ第3弾。主役のフレッチ役はチェビー・チェイスからジョン・ハムへと変更された。

 

本作は2022年9月16日に、VOD方式での初配信と少数の劇場で限定上映された後に2022年10月28日にShowtimeで初放送された。現在Netflixなどで配信中。

 

出演は「トップガン マーヴェリック」のジョン・ハム、「彼女の面影」のエイデン・メイエリ、「ミスティック・リバー」のマーシャ・ゲイ・ハーデン、「ブルーベルベット」「ハムレット」のカイル・マクラクラン、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のロレンツァ・イッツォ、 「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のジョン・ベールマンほか。 

 

監督:グレッグ・モットーラ
 

出演:
アーウィン・モリス”フレッチ”フレッチャー:ジョン・ハム…元報道記者。
■モンロー警視正ロイ・ウッド・ジュニア
■刑事補グリズ:エイデン・メイエリ
■アンジェラ・デ・グラッシ”アンディ”:ロレンツァ・イッツォ
■ロナルド・ホラン:カイル・マクラクラン…ボストンの美術商。
■イヴ:アニー・マモローオーウェンの隣人。
オーウェンジョン・ベールマン
■Frank Jaffe:ジョン・スラッテリー…フレッチのかつての職場の上司。
■タチアナ:ルーシー・パンチオーウェンの元妻
■"Contessa" :マーシャ・ゲイ・ハーデン

日本語吹き替え版の予告編:

www.youtube.com

 

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