【コーヒーブレイク】大相撲の「懸賞金」:力士の”臨時収入”。懸賞1本いくら? | fpdの映画スクラップ帖(名作に進路を取れ!)2号館

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大相撲で勝った力士に行事から渡される「懸賞金」が特別に厚みのある束であるのを見ると、おもわず「うわぁ~」という声が漏れる(笑)。相撲の懸賞金というのはいくらくらい?とは気になるところ。詳しい人には今更だが…。

 

今場所の初日に1横綱・4大関が敗れるという「番狂わせ」が5番続いたが、小結・大の里と平幕力士4人の手に渡った懸賞金は相当な額にのぼったという。

 

5番のなかで最も多くの懸賞がついたのは結びの一番の照ノ富士-大の里戦で「48本」だった。勝った大の里は懸賞48本で288万円(手取り144万円)を手にしたというから驚きだ。

 

次に多かったのは以下の通り。
大栄翔(琴櫻戦)で「27本」で162万円(手取り81万円)。
熱海富士(豊昇龍戦)は「21本」で126万円(手取り63万円)
平戸海(貴景勝戦)が「20本」で120万円(手取り60万円)
豪ノ山(霧島戦)が「10本」で60万円(手取り30万円)

 

5番の合計は「126本」で756万円(手取り378万円)にのぼったのだ。

 

ちなみに懸賞は1本7万円。

 

相撲協会の手数料(取組表掲載料・場内放送料)が1万円力士が得られるのは6万円。力士の税金(所得税)準備のための積立金として3万円は協会預かり(引退時に返還)となるため、懸賞金の祝儀袋の中には3万円が入っている。

 

今場所、出場した5人以上の横綱大関が初日に全員黒星という昭和以降初の事態により、白星をあげた下位力士たちは、“大金”を手にすることになったのだ――。

 

「懸賞金」は今場所は12社の新規申し込みにより懸賞の総本数が2254本となり、昨年同場所の1850本を大きく上回ったという。

「力士指定本数は貴景勝琴櫻、御嶽海の順に多く、その他は横綱大関戦を中心に協会が配分していく」(呼び出し)という仕組み。

 

この本数は平幕力士にとってはかなりの“臨時収入”となる。横綱大関は毎日の取組に多くの懸賞がつくが、平幕力士の場合、横綱大関戦で白星があげられるかで獲得できる本数が大きく変わる。

 

たとえば、3月場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たした尊富士は13勝をあげたが、懸賞はわずか「56本」で、1つの白星につき4本程度にとどまる。56本のうち、新大関琴ノ若を破った一番が「15本」を占めている。

 

横綱大関戦にはそれだけ多く懸賞がつく。だから、平幕力士は目の色を変えて頑張り、それが番狂わせにつながる。その意味では、平幕でも懸賞が多くかかる人気力士も相手ががむしゃらに向かってくるターゲットになる」と言われる。

 

懸賞スポンサー(懸賞金出資者という)で有名なのは「永谷園」で、懸賞旗もまるで永谷園のお茶漬けをイメージしたようなものとなっていて、どの場所でも目につく老舗。

 

ちなみに力士の階級別給料は以下の通り。

世代交代の時期を迎え、横綱大関陣との一番にかかった懸賞を若手の平幕力士が狙っていくという構図が続くのか…。

 

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