自己資本規制強化と貸し渋り
こんにちは。
融資コンサルタントの小川です。
今日、配信されていたニュースで
みずほ銀行が1兆円規模の公募増資を
行うとありました。
これは、この先導入が見込まれる
新たな自己資本規制強化をにらんでの動き
との話です。
今回の自己資本規制強化は
普通株と内部留保だけで自己資本比率を
上げるようにするのが目的で
これまでの自己資本比率計算に認められてきた
繰延税金資産を排除し、
より健全な財務内容にさせようとしているようです。
これはこれで、銀行の財務内容が良くなるので
いいのですが、心配なのは貸し渋りが起こらないか?
です。
かつて自己資本比率に一定基準を求めるBIS規制が
導入される時、銀行は一斉に貸し渋り、貸しはがしに
走りました。
それはなぜか?
自己資本比率の計算は
自己資本÷総資産×100
で、答えが出ます。
自己資本比率を上げるためには、
計算式を見ればわかるように、
自己資本を増やすか総資産を減らすかの
2通りあります。
銀行にとって融資とは債権ですので資産に入ります。
そこで、融資残高を減らして総資産額を圧縮させ
自己資本比率を確保しようとしたのが、
貸し渋り、貸しはがしです。
この時は、大手行の外回りの担当者には
融資残高減少のノルマがあったくらいです。
この新しい自己資本規制は2012年までに
導入される予定ですが、銀行は自助努力で
自己資本を強化して、決して総資産を減らして
自己資本比率を維持するということは
やめていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。