銀行借入実践講座~500億円貸した男があなたの資金調達をサポートします -156ページ目

決算分析

こんにちは。


融資コンサルタントの小川です。





昨日のブログ で決算書を見る時は実際の数字で見るのと


比率で見るのと両方行いますと書きました。





今日は、これに関してどのような財務比率を


私は見ていたのかを書いてみたいと思います。






財務比率を見るにもいろんな指標がありますが


決算書の分析は大きく分けると2種類あります。


それは収益性の分析と安全性の分析の2つです。






収益性はその会社がどれくらい稼ぐ力があるかを見ます。


安全性はその会社が倒産する可能性があるのかないのかを


見ていきます。







収益性分析では売上高利益率を見ますが、


特に売上高営業利益率、売上高経常利益率は


重視して見ています。


営業利益は本業の儲けを示しますので


この数字が悪くなると稼ぐ力が減少していると見ます。







また、総資産利益率も見ています。


総資産を使ってどれだけ稼いだかを見るのですが


この比率が増えればそれだけ会社の資産を


効率よく使っていることになりますし、


この比率が悪化していれば資産を効率よく使っていない


と見ることができます。







総資産利益率は、経常利益で見たり当期利益で見たりしますが


当期利益で見る指標のことをROA(return on asetts)と


言ったりもします。







安全性分析で見ていたのは


自己資本比率、流動比率、当座比率などです。


自己資本比率が高ければ高いほど経営は安定します。


また、流動比率や当座比率が高いと支払能力が高いと


判断します。







また、比率ではありませんが私が良く見ていたものに


貸借対照表の現預金勘定と借入金勘定があります。


現預金と借入金の額を見比べていました。







借入金が多く現預金が少ないとやはり支払能力に


問題があります。


逆に現預金勘定が多く借入金が現預金の範囲内に


収まっていれば支払は比較的問題無いと判断できます。


また、現預金も普通預金、当座預金などの流動性預金よりも


定期性預金残高が多いほうがさらに安全な会社と


見ていました。






このほかにもキャッシュフロー計算書も見ていましたが、


利益率の推移よりももっと良く見ていた数字があります。


それは、利益率の裏返しになるのですが


原価、販管費、人件費が売上に対しどう推移していたのかを


良く見ていました。


これらの数字の動きを追うことで、利益率が増減したときに


原因を掴むことができます。






例えば、売上は増加しているのに利益率が下がっている場合、


仕入れや原材料が高騰したからかなのか、


固定費が増えているからなのか、あるいは人件費が増えたから


なのかが一目了然になります。


これらを把握することでその会社の今後が見えてきたりします。





このように分析指標は多岐にわたりますが、


融資担当者はこれらの比率から企業を分析し


融資審査をしています。


参考にしてください。






最後までお読みいただきありがとうございました。