ＩＴリテラシー

今日の日経ビジネスオンラインの記事です。

パソコン操作は情報リテラシーではない
ドラッカー自身は、タイプライター、ファクス、電話の人
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20100518/214476/?P=1

以前これほどドラッガーブームになる前、「ネクストソサエティ」を
読みました。
そこでの指摘（予言というべきか？）の的確さに驚いた記憶があります。
「ネクスト・ソサエティ」の記載です。
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　時代の変化とともに、われわれ自身が変化しなければならない。
読み書きと掛け算に毛の生えた程度の最低限のコンピュータ・
リテラシーから、情報を使ってものごとをなしとげるという
情報リテラシーの域に達しなければならない。
それは面白く価値のある挑戦である。
　 　～　ピーター・F・ドラッカー（上田 惇生訳）
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ＩＴの「Ｉ」すはわちインフォメーションの部分をつい私も
忘れがちになります。


記事より引用です。
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パソコンや情報システムやインターネットに関する書籍は大量に
発行されているが、その大半はITのTに関するものであり、
情報の体系化、すなわちIに関する本は、さほど多くない。
仕事のやり方、あるいは意思決定に関する本に、本来の情報
リテラシーについての記述がある。
ITがこれだけ普及したにもかかわらず、情報の体系化は古くて
新しいテーマなのである。

体系化のやり方は人によって異なるだろうが、ドラッカーは4つの
基本パターンを挙げている。

・優先順位を付ける
・誤差内のことと例外を峻別する
・一定の限界に達しない限り、意味のある現象とは見ない
・尋常ならざることの報告に注意する
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当たり前ですが、当たり前すぎて仲々実践できないことでもあります。

久々にドラッガー読んでみたくなりました。

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プレイングマネジャー

先日、古本屋で本間正人先生のご著書を発見、即購入しました。

プレイング・マネジャー―現場と管理職を兼任する人のためのコーチング術/本間 正人

￥1,260
Amazon.co.jp

私がＳＥ時代、配属が少し早かったからという理由で
なし崩し的にリーダー業務も兼任していたＳＥさん達の
疲弊ぶりを間近に見ていました。

当時この本があったら、どんなに救われたでしょう。
実際、私がコーチングを学び出すきっかけにもなりました。

この本より引用です。
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プレイングマネジャーの
＜メリット＞
①高い指導力
②部下と共感しあえる
③判断のスピードが早い
④現場の状況に即した戦略が遂行できる
⑤人選の納得性が高まる
⑥人件費が抑えられる

＜デメリット＞
①忙しい
②部下指導が難しい
③部下に対してライバル意識を感じる
④他部門との強調が難しい
⑤マネジャーとしてのコンピテンシーを学ぶ必要がある
⑥緊急時に捕まりにくい
⑦プレイヤーの実績が下がると指導力も下がる
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

デメリットについて、①⑥以外ならばコーチングで応援できること
ありそうですね。

全国のプレイングマネジャーの皆様、心よりのエールを送ります。
そしてこの本のご一読をオススメいたします。

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クックパッドのクラウド処理

十日ほど前、携帯電話をiPhone3GSに機種変更しました。

以前から悩んでいましたが、月々の料金が変更後の方が安くなると判明し、決断しました。

いざ使ってみると、その便利さ、楽しさにすっかりはまっています。

特に、クラウドをこれほど実感できるとは！と驚いています。

現在はiTuneやEvernote,Google、ServersManで外部サーバを利用しています。

楽ちん楽ちんです！

さてiPhoneアプリにもある、料理サイトの「クックパッド」

そちらについての興味深い記事を見つけました。

「クックパッドの処理、たった５万円」

http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20100416/214016/

こちらは

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ページビュー数の比較でいえば、この4億6000万という数字は、

2ちゃんねるや今流行りのTwitterを凌駕し、ウィキペディアを

若干下回る程度というから、驚くばかりだ。

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という規模。今回初めて知りました。

そして

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やや前置きが長くなったが、クックパッド社では、ユーザーが料理レシピの

検索のために入力した膨大な検索ログのデータ解析にクラウドを活用している。

　解析された結果は「たべみる」というサービス名で、消費者の潜在的な食材へ

のニーズを示す貴重なマーケティングデータとして、食品メーカーなどに

外販されている。料金は年間180万円だ。

（中略）

検索ログの解析で問題となるのは処理に要する時間である。

なにしろ、クックパッドは毎月900万人近いユーザーが利用するサービスだ。

「たべみる」のサービスが対象とするのは、1年分の検索ログであり、そのデータ量は膨大になる。

　同社では、社内のデータベースサーバを利用して、この処理を実施した場合、

7000時間はかかると見積もった。しかし、米AmazonのIaaS型のクラウドサービスである

EC2を活用し、50台のインスタンス（仮想マシン）を同時に立ち上げ、分散処理の

フレームワークである「Hadoop」を利用したところ、わずか30時間で完了した。

（中略）

この際、同社が利用したAmazon EC2のインスタンス・タイプは、スタンダードプランの

「ラージ・インスタンス」。1時間あたりの利用料金は、0.34ドルだ。

　Amazon EC2では、メモリサイズやCPUのコア数に応じて、8種類の

インスタンス・タイプを用意しており、その中で2番目に安い。

従って、同社がこの膨大なログの解析処理に要したコストは、

0.34ドル×30（時間）×50（台）＝510ドル（約4万8000円）となる。

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簡単にまとめると、

「クックパッドは１年間の検索ログを１年に１回、米アマゾンのクラウドサービスで

データ解析している。その経費は約４８０００円である。

そしてその結果を１８０万円で食品メーカーに販売している」

となります。

クラウドの効用がこれほど明確になった事例を初めて知りました。

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