小さな命のリレー -252ページ目

譲渡条件

日本全国には数多くの動物愛護・動物保護団体があります。

NPO法人や小さな任意団体・個人活動家に関係なく譲渡条件が設定されています。

その中に譲渡不可条件も設定されています。

☆去勢避妊手術未済の場合は譲渡不可。

☆ペット可のマンションでも譲渡不可。

☆一人暮らしや同棲の方には譲渡不可。

☆小さいお子さんがいる家庭は譲渡不可。

☆家庭訪問を認めない方は譲渡不可。

ほとんどの団体は上記のようになっています。

しかし、当方は上記の条件は設定していません。

すなわち当方は譲渡可能となっています。

何故当方は譲渡可能なのか理由を説明したいと思います。


☆去勢避妊手術未済の場合は譲渡不可。

警察署からの保護ワンコは3ヶ月間手術ができません。

その理由は遺失物法に抵触するからです。

遺失物法では3ヶ月間は所有権を移動させることが不可能なのです。

まして3ヶ月も当方で保護することも不可能です。

当然去勢避妊手術未済のまま譲渡します。

3ヵ月後に施術するかどうかは里親さんに一任します。

ただし、去勢避妊手術のメリット・デメリットをお話して推奨はしています。


☆ペット可のマンションでも譲渡不可。

何故譲渡不可にする必要があるのか理解できません。

ペット可のマンションで飼養頭数に制限がある場合もあります。

その場合は制限範囲内であれば問題ないと考えています。

逆に『何故譲渡不可』なのか教えて欲しいぐらいです。


☆一人暮らしや同棲の方には譲渡不可。

既婚者でも離婚する時代です。

一人暮らしや同棲の方でも問題ないと考えます。

現実に1DKでハスキーxコリーMIXを飼養しておられる男性がいます。

富士丸な日々 』というブログをご覧下さい。

ブログをされている方はこのタイトルを一度はお聞きになったことがあると思います。

私のお友達にも一人暮らしや同棲中の方でワンコを飼養している方は多いです。

自分が一人暮らしなのに保護活動している方もおられます。

それなのに何故譲渡不可なんでしょう?


☆小さいお子さんがいる家庭は譲渡不可。

小さいお子さんとは何歳までのことでしょう?

小学生はどうなのでしょう?

それに何故小さいお子さんがいるとダメなんでしょう?

実際お友達は9頭のワンコを飼養して赤ちゃんを出産しました。

他にもワンコと赤ちゃんが一緒に暮らしている家庭もあると思います。

保護活動されている方の家庭にも小さいお子さんがいる家庭もあります。

我が家の娘も『軽度のLD』です。

しかし、動物に対する優しい気持ちを持っています。

動物を愛する気持ちも人一倍持っていると思っています。

命の大切さ』や『動物を思いやる心』を教えるには一番いいと思います。

矛盾していると思いませんか?


☆家庭訪問を認めない方は譲渡不可。

譲渡前に家庭訪問して何を見るのでしょう?

家の中ですか?お庭の広さですか?家の大きさですか?

譲渡不可になる基準はなんでしょう?

先程も書きましたが1DKで大型犬種を飼養されている方もおられます。

極端な話ですがホームレスの方もワンコを飼養されています。

大阪で活動していた頃の顔見知りのホームレスのオジサンはピレニーズを初め柴1頭・グリフォン1頭・雑種3頭を飼養されています。

みんな保護ワンコです。

そのオジサンに一時預かりを依頼している愛護団体もあります。

敢えてその愛護団体の名前は出しませんが堺方面の愛護団体です。

その愛護団体も家庭訪問を必須条件としています。

これも矛盾していると思いませんか?


当方がこれらの譲渡不可条件を設定していない為にいろいろと言われています。

当方は【ワンコが飼い主を選ぶ】と考えています。

家が一戸建てであろうとマンションであろうと既婚であろうと一人暮らしであろうと

一切関係なく譲渡しています。

団体によっては【一時預かりさん&里親さん=団体の正会員】と考えているところもあります。

各動物愛護・保護団体がそれぞれの条件で譲渡すればいいのではないでしょうか?

ここの団体がこうだからウチも同じように・・・』では自分の団体色がないのでは・・・。

動物愛護・保護団体は門戸を広くする方がいいと思うんですが如何でしょうか?





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