可哀想・・・
『可哀想だから・・・』
愛護活動をしているとこの言葉をよく耳にします。
「可哀想だから助けて欲しい」「可哀想だから保護してあげて」「可哀想だから・・・」
特に多いのが
「野良猫に可哀想だからエサをあげていたら居ついてしまった。何とかなりませんか。」です。
エサをあげれば猫は当然その場所に居つきます。
長年野良生活をしていると『自由』を知ってしまいます。
そんな仔を保護して家庭ニャンコにする方が『可哀想』なんです。
野良犬にしても同じことです。
成犬・成猫になればなるほど『人には懐かない』可能性が高くなります。
特に成犬だと『咬傷事故を起こしてしまう可能性』も危惧されます。
野良成犬の訓練は超一流ベテラン訓練士でも一筋縄ではいかないそうです。
ましてや私みたいな駆け出しのトレーナーだと全く無理でしょう。
昨日のブログにも書きましたが、
某愛護団体さんの保護した野良犬が一時預かりさん宅のワンちゃんを噛み殺してしまった。
という事件も起こっています。
悲しいことですがそれが現実です。
『可哀想だから・・・』という言葉が引き起こしてしまった悲劇です。
『可哀想だから・・・』
この言葉は非常に便利だと思います。
『何とかしてあげたいけど私は無理だから誰か何とかしてあげて』
という偽善的な要素を含みながら同情を誘っているようにしか私には聞こえません。
「私は何もできませんが応援して転載させていただきます。」
「私は何もできませんがせめて応援の為にリンクを貼らせて下さい。」
行為的にはより多くの方に知っていただくためには嬉しいことです。
その反面思うのは・・・
『本当に何もできないのか?』と言うことです。
できることは必ずあるはずなんです。
例えば・・・
☆古い毛布や布団・シーツ・バスタオル・タオル類が自宅にありませんか?
☆パチンコや競馬・競輪・競艇等のギャンブルはしませんか?
☆嗜好品のタバコを吸ったり、コーヒーを飲んだりしませんか?
それらを少しご自分が信頼する愛護・保護団体さんにご寄付ご支援してあげてください。
ホンの微々たることでも愛護・保護団体は助かるものです。
わざわざペットショップで購入して寄付する必要はないんです。
本当に『可哀想だから・・・』と思う気持ちがあるのなら何かしてあげてください。
貴女にもできる何かが必ずあるはずです。
SNSのmixi もしていますが・・・
その中のコミュニティーにもアップされることがあるのが
『○○保健所に収容されているワンちゃんを助けてあげてください。』です。
その方が実際に動いている形跡は見受けられません。
全て他人任せに見えてしまいます。
協力し合っている愛護・保護団体さんは現在どこも手が一杯です。
繁殖場崩壊やセンターからのレスキューだけでも手が回らない状態です。
幸いにもご協力していただける一時預かりさんのお蔭でレスキューできています。
その一時預かりさんも2~3頭預かっていただいている状況です。
『可哀想だから・・・』と愛護・保護団体さんに助けを求めるのではなく、先ずはご自分でできる限りのことをしてください。
どの愛護・保護団体さんも相談には乗ってくれるはずです。
逆に相談にも乗ってくれないところは信用しないほうがいいでしょう。
『可哀想だから・・・』では何も変わりません。
一人一人の力は小さくて何もできないかもわかりません。
しかし一人一人が力を合わせれば大きな力になります。
1+1=2ではなく3にも4にもなります。
以前西川きよしさんが発した言葉の「小さなことからコツコツと」やドラゴンボール・孫悟空の「元気球」のように・・・。
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