お久しぶりです。KOIです。

 

寒くなってきましたね。

こんな中で原付や自転車に乗るのは嫌なものです。

私は原付で大学に通っており、原付はなくてはならない存在です。もはや相棒…

しかし、少し前の相棒は自転車でした。

最近ふと元相棒を見に行ったらその姿は綺麗さっぱりありませんでした。

構わなさすぎて愛想を尽かされたようです。人は失ってから初めて大切さに気づくとはこのことなんだなとしみじみと感じました。

 

さて今回は雑誌会を行ったのでその論文を紹介したいと思います。

 

タイトルは『In Vivo Optogenetics Based on Heavy Metal-Free Photon UpconversionNanopaticles』です。

 

光応答性のタンパク質を活性化するためには500 nm未満の光が必要ですが、生体内組織に強く散乱・吸収されるため困難です。

そのため、生体内組織内で高い浸透深度を持つ赤色または近赤外光を青色に変換するアップコンバージョン (UC)が近年注目を集めています。特に赤色または近赤外光を吸収し励起三重項状態を作る分子と、三重項三重項消滅 (TTA)によりUCを示す分子を組み合わせることが考えられています。しかしながら、これまでの報告では重金属が使われており生体への影響が懸念されていました。

 

本研究では新たにメタルフリーでも効率的なTTA-UCを示す分子を合成することで、メタルフリーな有機TTA-UCナノ粒子を用いたin vivo オプトジェネティクスの初めての例を示しました。

 

さまざまな現象を組み合わせることで生体内でも長波長の光で発光するよう構成されていてとても興味深かったです。

 

以上、論文紹介でした。