エラディケーター・エクストリーム開発の裏話②
前回の記事はこちら!
「自分にとって必要なロッド」
今まで考えた事もなかった・・
僕はシーバスをメインに仕事にしているけれど
ルアーで釣れる魚は殆ど嗜む。
それに旅が大好きなので
日本中をフラフラしている事も多い。
そんな自分を振り返り
過去の不満や失敗を思い返す。
最も多い自分の不満は
「アノ竿持って来れば良かった・・」
遠征の運転中に寄った河川
日々の買い物のついでに海を見たら大量のボイル
シーバス釣りに来たらアオリイカが大量に浮いてる
etc・・
日頃タックルは車に積みっぱなしにはしないので
過去に何度も丁度タックル降ろしたばかりだったり
手持ちのタックルが予想外の獲物へのジャンルに
合わなさ過ぎたりと悔しい経験が多かった。
つまり一つ目のコンセプトは
ジャンルを超越したオールラウンド性能
コスメが結構変更になった3作目のテストモデル
約9ftに迫るロッドでは異常とも言える109g!!
これは一般的な6フィートのバスロッド位の重量
目を瞑って渡されたら9フィートクラスとは
誰も当てられないんじゃないかな?
もう不気味な位軽い(笑)
若干ファースト気味になったテーパー
シーバスは勿論エギングにも良さそうだけど
まだまだ「普通の竿」である。
約20年シーバスの世界を見てきて感じた事・・
「バスフィッシングに比べて10年は遅れている」
現在のバスロッドはプラグ用やワーム用なんて
雑な区別ではなくライトリグロッド一つにしたって
「ダウンショット用」「ノーシンカー用」「ワッキーリグ」等
リグや使用ウエイトに合わせて細分化されている。
しかしシーバスはまだ「ワーム用」なんてレベルだし
90Mだの96MLだのレングスとロッドの固さ程度の区別も
まだまだ多い。
20年位前のバスロッドが60Lとか66Mみたいに
長さと固さのみでしか分かれていなかったので
本当に良く似ている。
似ていると言う事は同じ道を行くとも言える
バスフィッシングに比べ歴史が浅いシーバスフィッシングも
近年成熟してきたと言えアングラーも
本当にスキルアップしたし
「シーバスルアーは○○さえあれば良い」
みたいな話も最近は聞かなくなった。
ちゃんとシーバスも学習しスレてきて
適当にルアーを投げて巻くだけの時代は終ったのでしょう。
しっかりルアーを使い分けたり
ロッドアクションも駆使する必要が出てきたのである。
つまり投げて巻くだけではない
「ルアーを操るロッド」が必要になるのです・・
エラディケーター・エクストリーム開発の裏話③に続く