エラディケーター・エクストリーム開発の裏話①
遂に販売が開始された
アブガルシア社のハイエンドテクノロジー
「全部乗せ」ロッド
全部で3機種がラインナップされ
内2機種は僕が担当させて頂いた。
何度か僕のSNSや連載でも登場しているので
ご存知の方も多いはず。
このエラディケーターエクストリーム
実に完成に至るのに4年の歳月が掛かっていて
開発当初こんなにかかるとは思っていなかった・・
最初はピュアさんから連絡があり
「新素材のロッドがあるんで試して下さい」
確かこんな感じだったと思う。
コレが最初のサンプル機
2014年4月23日・・
まだ、東京に住んでいましたね・・
既にこの時から軽量ブランクやトルザイトリングの恩恵で
結構軽いロッドだったけど
逆に言えば「それだけ」のロッドだった。
テーパーも一般的な可も無く不可も無くな感じ。
実はこの段階では
このロッドが4年後、自分のシグネイチャーとして販売する事になるとは
夢にも思っていなかった・・
ある一定の期間使用して使用感や感想等を纏めて
ピュアさんへ送付するのだが話しをしている内に
「三道さんにとって必要なロッドって何ですか?」
こんな話しになった。
現状僕から見て市場のロッドは共通項があって
「軽い」「弾きずらいティップ」「ルアーが良く飛ぶテーパー」の三つ
どのメーカーのロッドもこの三つの要素で作られている事が多く後は装飾が違うだけ。
つまりユーザー側が選ぶ要素が
「このメーカー(アングラー)が好きだから」
が心理的に強いのではないか?
勿論、好きなメーカーやアングラーのロッドを選ぶのは
当たり前の事で僕も散々買ってきた。
しかしシーバスロッドとしては後発のピュアフィッシングでは
インパクトに欠けるし二番煎じ・・
そこで僕が提案したコンセプトが
4年後「エラディケーター・エクストリーム」として
販売される事になるのです・・
エラディケーター・エクストリーム開発の裏話②に続きます