2016 高知アカメ遠征① | FANKY&PANDORABOX代表三道竜也のブログ

2016 高知アカメ遠征①

アカメ・・

多くのアングラーを虜にする幻の魚であり

日本三大怪魚の一つ

現在、唯一狙ってアカメを釣りする事ができる高知県

シーズンになると日本全国から想いを馳せたアングラーが

連日夢を求めて竿を振る・・


昨年は右も左も分からず

がむしゃらに釣りした2015年のアカメ遠征

多くの課題と手応えを感じて高知を去った。

※尚、昨年の挑戦記はコチラ

2015 高知アカメ遠征①

2015 高知アカメ遠征②

2015 高知アカメ遠征③

2015 高知アカメ遠征④


あれから一年間、様々な事を考えた。

アカメを調べ想定した準備の一年間・・

正直、今年は不思議と獲れる確信があった。

根拠はないのだけれど「何か」の直感

いよいよ2016年、2度目の挑戦の日が訪れた。


8月22日

前日から3つの台風が日本列島に接近し

当日のフライトが危うい状況


フライトは朝の7時

ダメかも知れないと思いながらも空港へ向かう。

フライト状況を確認すると僕らの乗る便までが飛ぶ事を確認できた!


一便でも違ったりJALでなければ向かう事が出来なかった。
(ANAは朝から全便終日欠航)

飛行機に乗り込み台風を突破する

(ガタガタ揺れて本当に怖かった)

暫くすると雨雲を抜けて青空が♪


無事に高知空港に到着し、まずは竜馬さんと記念撮影



レンタカーに乗り込み

途中のコンビニで高知の名物?「リープル」を飲む

高知は猛暑で気温は35度オーバー!

昨年は9月なのに雨だし寒かったなぁ・・


高知城を眺めながら、まずは名所「ひろめ市場」へ



一年楽しみにしていたカツオのタタキを頼みまくる!




この明神丸さんのカツオで驚くほど美味しいのだが

昨年もお世話になった「まこっち」さんが

「最強のカツオを食わしたる!」と買ってきてくれたのが

確かに美味い!!

流石地元の方は美味い店を知っている。

最近の状況や高知の文化を聞きながら楽しい一時


そしてアカメアングラーの基地

「パープルへイズデザイン」さんへ・・



多くのアカメのデジタル魚拓にヒットルアーが並ぶ

そして改めてアカメの凄さを知る・・

店内をブラブラしてると


偶然ヒデ林さんと立原さんにバッタリ!

日本中を駆け回る立原さんにばったり会う事は

アカメより難しいと思う(笑)

しかし過去、僕の撮影や取材で立原さんが居る時は

必ず良い釣りが出来ているラッキーパーソン!

これは期待出来そう♪


一度ホテルに戻り準備を整え

いよいよ出発!


※浦戸湾の参考画像(実釣場所は違います)

夕暮れを待ち潮が下げるのに合わせて入水

足の裏で地形を確かめながら進み川の合流点の地形変化を狙う。

潮目がキレイに底の地形変化を表し

流れも良い感じ!けれどバイトはない。

干潟ならこのタイミングなんだけどなぁ・・


何もないまま深夜12時を迎える。

夕方多かったボラの回遊も少なくなり

潮の流れも潮止まりが近くなるに連れ弱まっていく・・

しかし投げ続け一日に数回あるチャンスを願う。



ガパッ~ン!!


気が緩んでいた時に僕の前方5mで強烈な真空音

水を伝って腹まで響く衝撃はシーバスとは異なる音

恐らくアカメ。

ボイルした付近にジョイクロをスローに流し込む

反応はない・・アカメは厳しい


30分位粘るも反応はなく

ボイルの事等、忘れそうになった頃




それは突然訪れた




ガツガツガツンガツン!!



スローに流す事を変えハンドリングで「ヒュインヒュイン・・」と

ダート幅を増していくアクションに切り替えた3投目

バイトなんてなく、いきなり強烈に引き込まれる!

獣でも掛かっているのかって位のエグイ引き

ドラグを出しても尚ロッドが立てられない

ボトムは根がゴロゴロしているので浮かせたいけど浮かない

今回のタックルはKR-Xの「SXSC-802X-BB-KR」に

「レボ・ビッグシューター」PEは3号のリーダーは60lbと

本気印のガチンコ仕様。


タックルを信じて自分自身後ろに下がりながら強引に浮かす

目の前に浮いたのは夢にまで見た神様の魚「アカメ」

その時横に居た仲間の林隆之氏が

「自分がランディングします!」

そして上手く寄せた所でフィッシュグリップが入った・・・

「獲った・・」

彼は僕より一年先に追い始め今年が3年目の挑戦。

まだキャッチに居たっていない彼が

まだ2年目の僕のアカメをランディングを引き受けてくれた。

僕がアカメを掛けた時、少なからず悔しい気持ちはあっただろう

なのに自分から進んで言って見事に掴んでくれた。

僕は彼と、このランディングを一生忘れない


この紅い瞳が見たくて

固く精錬な鱗が触りたくて

僕は挑戦をし始め

今日に至った。







釣った後、手は震え何を喋ったかよく覚えてはいない。

色々あった一年が走馬灯の様に駆け巡る・・

改めて仲間の大切さアカメの繋ぐ絆を感じた。




86センチ 10キロ

これが僕の初アカメ

三脚とセルフタイマーで仲間と撮影


皆本当に有難う!


※二日目に続きます