高知アカメ遠征②

初日は地元の方々に来て頂き
最近の状況等を聞きながら選択したのは
浦戸湾に流れ込む河川。
時折イナっ子やコノシロ?と思われるベイトが水面を騒がす。
仲間と二人目的のポイントを目指し
川辺を歩いていると常夜灯が落ちているところに大きな影・・
なんとなく魚に見えたのでライトを当てると
岩の様な重量感
輝く鱗
異常な程の体高・・
アカメだ!!
80センチ程でしたが威圧感すらある存在感
仲間と二人、息を飲む・・
地元の方は「アカメはライトなんかじゃ驚かない」と、
たしかに悠々と沖へ消えていきました。
気を取り直し
目的の場所へ来るとボラ(60センチ)位がザワザワと
何かに怯える気配。
暫く見ていると「ドッバン!バッシャン!!」と
子供がバタフライでもしている様な
見たこともないボイル。
本当に人が水の中で何かやってるんじゃないかと
見に行ってしまうほど。
少し距離をおいて打ち始めるも
反応はない。
それどころか益々ボイルの凄まじさは増していく。
今回のメインタックルはベイトタックル。
流れを横切るのではなくクラッチを使い
流れの中をテンションを掛けて流していく。
ベイトならではの攻め。
ゴツゴツとボラにぶつかりながらも掛けない様に流すと
「バゴ!」
何かが食った!!
しかしエラ洗い?的な水しぶきの後
テンションが抜けた・・
ルアーを見ると

何かの口
最後まで正体は解からず・・
このクラッチワークを駆使した流し込み
スピニングでは難しいアクションさせながら
何処までも流し込んで行けるのはベイトの強み。
思えば釣りビジョンのバチ攻略でも救われたっけ。
暫く流し込む釣りを続けると
「ゴツッ」と硬い感触
「根掛かりかな?」とロッドを立てようとしたら
「ガッガッ・・ギャギャ~」とドラグが悲鳴をあげ
いきなりロッドが倒される!?
仕切りなおそうとしたところでテンションが抜ける・・
暫く言葉が出なかった。
バクバクと高鳴る鼓動が仲間に伝わってしまうかと思った。
釣りをしていて初めて感じる感情
「恐怖」
震える手はキャストする事も出来ない。
ただ空を暫く眺めるしか出来なかった。
そしてボラへのボイルは収まり
初日が終了。
ホテルに戻りルアーを眺めていると・・


ST-Xの1番が伸びてる・・
完敗
初日の正直な感想
三道 竜也