スズメ目セキレイ科セキレイ属
学名 Motacilla alba leucopsis
和名 亜種ホオジロハクセキレイ
英名 White Wagtail
【分布】
下記図の通りの繁殖時の分布。
冬期は暖地や南方に渡り越冬する個体もいる。
日本では、亜種ハクセキレイが繁殖。
かつては北海道や北日本など北部でのみ繁殖が確認されていたが
1980年以降関東、中部まで繁殖域を広げ、現在では東日本では普通種。
他に、旅鳥として
亜種タイワンハクセキレイ、亜種ホオジロハクセキレイ、亜種シベリアハクセキレイ、亜種ネパールハクセキレイが記録がある。
11亜種に分類される。
Breeding ranges of the major races
◆亜種ハクセキレイ M. a. lugens
ロシア沿海地方、日本(北海道・本州)、樺太、千島列島、カムチャッカ半島でにて繁殖。
◆亜種タイワンハクセキレイ M. a. ocularis
ロシア(中央シベリア高原以東のシベリア地域)、アラスカ西部にて繁殖。
◆亜種シベリアハクセキレイ M. a. baicalensis
ロシア(バイカル湖周辺の高地)、モンゴル、内モンゴル自治区にて繁殖。
◆亜種ホオジロハクセキレイ M. a. leucopsis
中国、朝鮮半島、台湾にて繁殖。
◆亜種ネパールハクセキレイ M. a. alboides
ヒマラヤ山脈圏に繁殖。
◆基亜種タイリクハクセキレイ M. a. alba
イベリア半島~ウラル山脈にかけて、トルコ、中東北東部(地中海沿岸国)、アイスランド、グリーンランドの東部にて繁殖。
冬期はヨーロッパ南部、アフリカ(ケニア・マラウイなど)にて越冬。
◆M. a. yarrellii
イギリス、アイルランドにて繁殖。
冬期はスペイン、アフリカ北部にて越冬。
◆M. a. dukhunensis
シベリア西部~カスピ海周辺国にて繁殖。
冬期は中東、インド、バングラディシュにて越冬。
◆M. a. persica
イラン中央部、西部に分布。 |
◆M. a. subpersonata
モロッコに留鳥として分布。
◆M. a. personata
イラン北部、アフガニスタン、タジキスタン、キルギスタン、カザフスタンに分布。
【生態】
河川、湖沼、海岸、湿地、水田、蓮田、用水路などの水辺に生息するが、水辺に近い公園、畑、市街地などでも生息する。
繁殖期は同種のつがいの縄張り争いだけでなく、セグロセキレイ、キセキレイとも縄張り争いを行う。
食性は動物食傾向の雑食。昆虫類、クモ類、環形動物などを捕食。コンビニエンスストアや商業施設の駐車場でパン屑や残飯などを捕食することもある。
地上、人家の隙間、灯篭の中などに枯草や植物の根を使った皿状の巣を作り営巣。
非繁殖期は集団ねぐらを形成し街路樹などに集まることが、騒音やフン害になっている。
「チチッ、チチッ」と鳴きながら波状飛行を行う。
さえずりは複雑で「チュピチュピチュピ」「チュビ―チュビ―」などとセグロセキレイよりも澄んだ声で鳴く。
セグロセキレイと生息環境がかぶるため軋轢が生まれている、本種の方が概ね強く、セグロセキレイが追われる傾向がみられる。
【サイズ・形態】
体長21㎝ 翼開長_㎝。
亜種ハクセキレイの羽衣を記載。
オス繁殖羽は頭部から背は黒。メスとオス非繁殖羽は灰色。
翼上面は黒、静止時、翼の脇が広く白く、風切羽の羽縁の白も明瞭。
体下面は白。
胸部にエプロン状の黒斑が入る、オスの方がメスよりも大きい。
尾は長く、尾の上面は黒、脇の羽は白、尾下面は白。
顔は白く、過眼線は黒。
クチバシと脚は黒。
【その他】
三笠市、水戸市、八潮市、東京都板橋区、東村山市、岡崎市などの指定鳥になっている。
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<ここから鳥の写真>
『亜種ホオジロハクセキレイ(White Wagtail)』
名前の通りの頬の部分だけでなく顔全体が白いのが特徴。
それで背の色が淡いと亜種シベリアハクセキレイになりますが
背の色は淡い灰色。
さてそんな特徴が出ているでしょうか?
これも2023年12月9日と10日で2個体撮影しました。
日本国内では初撮影です。
タイでは撮影しています。
9日
10日
胸の模様がちょっと違います・・・
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。