【日本の野鳥#24-30-52】ムギマキ(Mugimaki Flycatcher) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ヒタキ科キビタキ属

学名 Ficedula mugimaki

和名 ムギマキ

英名 Mugimaki Flycatcher

 

【分布】

シベリア東部、中国北東部で繁殖。

冬期はインドシナ半島、マレー半島、インドネシア西部、フィリピンにて越冬。

日本では、春秋の渡りの季節に旅鳥として飛来するが数は多くない。

 

【生態】

繁殖地では高地の針葉樹林に生息。

日本では、海岸の松林や市街地の公園などで見られる。

山間部ではツルマサキなどの木の実に付く。

食性は動物食傾向の雑食。昆虫類やクモ類などを捕食する。木の実なども採食する。

渡りの時期には小群で行動する。

高い木の樹上に浅い鉢型の巣を作り営巣。

日本ではさえずりを聴く機会がない。「ピフィピフィピフィ、ピチュピチュ」などと軽やかに鳴く。地鳴きは「ジッ、ジッ」「ヒッヒッ」など。。。

 

【サイズ・形態】

全長13₋13.5㎝ 翼開長_㎝。

雌雄異色。

オスは頭部から体上面、翼上面、尾上面は黒。

中央尾羽一対のほかの尾の基部に白斑。

眉斑および翼斑、風切羽の羽縁が白。

体下面は喉から腹部にかけて濃橙黄色がグラデーションする。

腹部下部~下尾筒は白。

 

メスは体上面は灰褐色。

喉から腹部にかけてオスよりも淡い橙黄色。

腹部下部から下尾筒は白。

翼帯は細く白。

アイリングは白。

尾の白斑はない。

 

クチバシは黒灰色。

脚は肉色~赤黒色。

 

【その他】

和名・英名・学名にも「Mugimaki」が使われている。

命名の一説として、秋の麦の種を撒く季節に渡来することの和名が、英名・学名に引用されたとする。

 

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<ここから鳥の写真>

『ムギマキ(Mugimaki Flycatcher)』

信州北部の鳥屋にとって、秋の中盤の楽しみの一つは、戸隠でのツルマサキのみに付くムギマキの観察になります。

ここ数年は、信州を離れて、東京大阪にいることが多いことと、その頃はキノコ採りに忙しいので、戸隠近辺には足を向けるのですが、目線が上ではなく、下・・・

 

ですが、キノコ採りしながら、確認してみると。

時折、見かけることも・・・

ですが、カメラがない・・・

 

ということで、写真が古いんですよね~

 

そう思っていながら国内の撮影の在庫が増えていかない・・・

ですが、ベトナムでは、越冬個体を撮影する機会に恵まれたので

その個体たちを含めて、ご覧いただけたら幸いです。

 

オス

メス

2022年秋(大阪にて)

 

越冬個体(ベトナムにて)

オス

メス(オス若が混じっているかも??)

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。