【日本の野鳥#24-34-15】ウソ(Eurasian Bullfinch) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目アトリ科ウソ属

学名 Pyrrhula pyrrhula

和名 ウソ

英名 Eurasian Bullfinch

 

【分布】

ヨーロッパからアジア北部、東部にかけて広く分布。

冬期は北方個体は南方へ移動して越冬。

日本では漂鳥もしくは冬鳥として全国的に飛来。

亜種ウソが本州中部以北の亜高山帯で繁殖。

冬期は九州以北の低地で越冬。

亜種アカウソは冬鳥として飛来。

亜種ベニバラウソは稀に北海道や北日本に飛来。

 

 

◆Pyrrhula pyrrhula pyrrhula: 基亜種

ヨーロッパ北部~モンゴル西部で繁殖。

ヨーロッパ南部やイランで越冬。

 

◆Pyrrhula pyrrhula europaea

デンマーク、ドイツ西部、オランダ、ベルギー、フランスに分布。

 

◆Pyrrhula pyrrhula pileata 

グレートブリテン島に分布。

 

◆Pyrrhula pyrrhula rossikowi 

トルコ西部~コーカサス地方に分布。

 

◆Pyrrhula pyrrhula iberiae 

ポルトガル~スペイン北西部の山地に分布。

 

◆Pyrrhula pyrrhula caspica 

イラン北部と北東部に分布。

 

◆Pyrrhula pyrrhula griseiventris 亜種ウソ

満州東部、千島列島、日本(本州以北)にて繁殖。

冬期は日本全国の低地・山地にて越冬。

 

◆Pyrrhula pyrrhula rosacea 亜種アカウソ

樺太で繁殖。

冬期は日本の低地・山地にて越冬。

 

◆Pyrrhula pyrrhula cineracea

サヤン山脈~アルタイ山脈にて繁殖。

冬期はアムール川流域~満州で越冬。

 

◆Pyrrhula pyrrhula cassinii 亜種ベニバラウソ

カムチャッカ半島、千島列島北部、オホーツク海沿岸に分布。

冬期に北海道に稀に飛来。

 

【生態】

繁殖期は山地~亜高山帯の針葉樹林に生息。

非繁殖期は低地の山地などに生息。

食性は植物食傾向の雑食。木の芽やつぼみ、実、ナナカマドなどの果実などを採食。繁殖期には昆虫類を捕食。

繁殖期は縄張りを持ち、非繁殖期は小群を形成する。

針葉樹の樹内に枯れ枝を用いた碗状の巣を作り営巣。

口笛のように「フィーフィー」囀る。

地鳴きは「フィー」「フィッ」と鳴く。

雌雄ともに鳴く。

 

【サイズ・形態】

全長15‐16㎝ 翼開長26㎝。

全体的にずんぐりした印象の体形。

頭上部および尾、翼上面は黒。

背、雨覆は青灰色。腰および上下尾筒はともに白。

クチバシは黒、太く短い。

脚は黒。

オスは頬、喉が淡橙色。腹部はやや橙色を帯びた灰色。

メスはそれらは灰褐色。

 

【その他】

ウソぶく・・・口笛を吹くような口を尖らせる表情がウソの声に由来。

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ウソ(Eurasian Bullfinch)』

とある冬、北海道で偶然にタイのガイドに出会いました。

東南アジアのBirderを数名つれて日本での探鳥を楽しんでいました。

そこでいろいろ話をしていると、ウソとシメが見たいと。

 

その日は、珍鳥を見に来ていたのですが、概ね撮影も出来たので

彼のHelpをしようと、広い公園をその鳥を探して手分けすることに・・・

 

シメは彼が見つけて

ウソは私が‼

 

無事にその2種を撮影出来て喜んでもらったことを思い出します。

その時の写真から

◆亜種ウソ

 

 

◆亜種アカウソ

◆亜種ベニバラウソ

未見

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。