【日本の野鳥#24-34-10】アカマシコ(Common Rosefinch) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

鳥好きFPのつれづれ日記2

自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目アトリ科オオマシコ属

学名 Carpodacus erythrinus

和名 アカマシコ

英名 Common Rosefinch

 

【分布】

ユーラシア大陸の亜寒帯、イラン高原、チベットなどで繁殖。

冬期はインド、東南アジア北部、中国南部にて越冬。

日本では数少ない旅鳥。

日本海側の島嶼での記録が多い。

 

5亜種に分類。

Carpodacus erythrinus erythrinus 基亜種

ヨーロッパ東部~アジア西部で繁殖。

インドやインドシナ半島で越冬。

 

Carpodacus erythrinus kubanensis

コーカサス地方~イラン北西部に分布。

 

Carpodacus erythrinus ferghanensis

イランの北東部の山脈~アフガニスタン北部、パキスタン、ヒマラヤ西部に分布。

 

Carpodacus erythrinus grebnitskii

シベリア東部~ベーリング海、オホーツク海で繁殖。

冬期は中国南東部で越冬。

 

Carpodacus erythrinus roseatus

ヒマラヤ東部~チベット、中国で繁殖。

インドやインドシナ半島で越冬。

 

【生態】

平地~山地の落葉低木林、草地、灌木湿地、林縁、森林の開けた場所で繁殖。

非繁殖期は、農耕地などに生息。

食性は主に植物食。草本や笹の種子、樹木の種子、木の芽、実などを捕食。

灌木草地にて碗状の巣を作り営巣。

 

【サイズ・形態】

体長14㎝ 翼開長_㎝。

オス成鳥は、頭部、喉~胸にかけて、および腰は赤。

背、翼上面、尾上面は赤みを帯びた茶褐色。

細い白い翼帯が入る。

赤い色の濃さは年齢によって変わる。

体下面は赤みを帯びた白色。赤味は下尾筒に行くほど淡くなる。

メスと幼鳥は、全身がオリーブ褐色。

幼鳥は腹部に縦斑が入る。

クチバシは太く、色は赤みを帯びた灰色。

脚は肉色。

 

【その他】

 

 

********************************************************

<ここから鳥の写真>

『アカマシコ(Common Rosefinch)』

まだ日本国内で見たことがない鳥です。

日本では舳倉島など日本海側の島嶼で観察される記録が多いですが

私の運はアカマシコには発揮されないようです^^;

ちなみに、日本では「茶マシコ」と呼ばれるメスや幼鳥の記録が多く、オスの赤い個体との出会いはさらに稀になるわけです。

 

出会ったのはタイ北部

ブラインドに隠れて水浴びに来る鳥を待っていると

やってきたのが、赤い軍団(^^)

 

日本ではなかなか見ることが難しい赤い個体が混じっています。

茶マシコのメスも幼鳥も混じってくれていて

一気に一通り見ることができました。

 

どうぞご覧くださいませ。

 

********************************************************

 

本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。