【日本の野鳥#24-34-08】ベニマシコ(Long-tailed Rosefinch) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目アトリ科ベニマシコ属

学名 Uragus sibiricus

和名 ベニマシコ

英名 Long-tailed Rosefinch

 

【分布】

カザフスタン、ロシア南部、モンゴル、ロシア東部、樺太、千島列島、北日本にて繁殖。

冬期は暖地に渡り越冬。

日本では夏鳥として北海道、青森県で繁殖。

冬鳥として本州以南にて越冬。

 

◆Carpodacus sibiricus sibiricus:基亜種

シベリア南部、モンゴル北部、満州北部にて繁殖。

トルキスタンにて越冬。

 

◆Carpodacus sibiricus sanguinolentus: 亜種ベニマシコ

樺太、千島列島、北海道、青森県で繁殖。

本州以南にて越冬。

 

◆Carpodacus sibiricus ussuriensis

満州中部、朝鮮半島北部にて繁殖。

中国北東部、朝鮮半島南部にて越冬。

 

◆Carpodacus lepidus lepidus

中国西部(甘粛省、陝西省など)に分布。

 

◆Carpodacus lepidus henrici

チベット南東部~中国四川省西部、雲南省北部に分布。

 

【生態】

繁殖地では低木がある灌木帯や草地、海岸草地、湿地などに生息。

越冬地では河川敷、山林の林縁、草地、アシ原などに生息。

食性は雑食。繁殖期は昆虫類やクモ類などを捕食、越冬期は草の実、種などを採食。

地鳴きは「フィー フィー」、「ピッポ ポッポ」などと鳴く。

さえずりは「フィー チリチリチリ、チョチョ」などと鳴く。

枯草などで碗状に組んだ巣を作り営巣。

 

【サイズ・形態】

全長15㎝ 翼開長21㎝。

オスは全身が紅色を帯び、顔の色はさらに濃い。繁殖羽はさらに赤みが増す。

頬~喉、額は白。

背や翼上面は赤字に黒褐色の縦斑が入る。

風切羽は黒、羽縁が白。

尾が長く、尾上面は黒、外側は白。

メスは全体的に明るい褐色。黒褐色の斑が入るので、船体的に黒い縞模様が入っているように見える。

クチバシは丸く短い、色は肉色。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ベニマシコ(Long-tailed Rosefinch)』

最も身近な冬の赤い鳥。

信州では里山の林縁の草地や河川敷で観察できます。

草地やアシ原で「フィフィ」と声がすると

やはり狙いたくなる鳥です。

 

この冬の目標は、この子の雪がらみ。

まだ、満足いく撮影が出来ていないので、挑戦しないといけませんね。

 

オスの白い喉元や襟部はゴージャスです。

非常に美しいこの鳥を皆様も是非探してみてください。

夏のベニマシコ・・濃い赤

若いオスかな

 

メス

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。