スズメ目アトリ科ベニマシコ属
学名 Uragus sibiricus
和名 ベニマシコ
英名 Long-tailed Rosefinch
【分布】
カザフスタン、ロシア南部、モンゴル、ロシア東部、樺太、千島列島、北日本にて繁殖。
冬期は暖地に渡り越冬。
日本では夏鳥として北海道、青森県で繁殖。
冬鳥として本州以南にて越冬。
◆Carpodacus sibiricus sibiricus:基亜種
シベリア南部、モンゴル北部、満州北部にて繁殖。
トルキスタンにて越冬。
◆Carpodacus sibiricus sanguinolentus: 亜種ベニマシコ
樺太、千島列島、北海道、青森県で繁殖。
本州以南にて越冬。
◆Carpodacus sibiricus ussuriensis:
満州中部、朝鮮半島北部にて繁殖。
中国北東部、朝鮮半島南部にて越冬。
◆Carpodacus lepidus lepidus:
中国西部(甘粛省、陝西省など)に分布。
◆Carpodacus lepidus henrici:
チベット南東部~中国四川省西部、雲南省北部に分布。
【生態】
繁殖地では低木がある灌木帯や草地、海岸草地、湿地などに生息。
越冬地では河川敷、山林の林縁、草地、アシ原などに生息。
食性は雑食。繁殖期は昆虫類やクモ類などを捕食、越冬期は草の実、種などを採食。
地鳴きは「フィー フィー」、「ピッポ ポッポ」などと鳴く。
さえずりは「フィー チリチリチリ、チョチョ」などと鳴く。
枯草などで碗状に組んだ巣を作り営巣。
【サイズ・形態】
全長15㎝ 翼開長21㎝。
オスは全身が紅色を帯び、顔の色はさらに濃い。繁殖羽はさらに赤みが増す。
頬~喉、額は白。
背や翼上面は赤字に黒褐色の縦斑が入る。
風切羽は黒、羽縁が白。
尾が長く、尾上面は黒、外側は白。
メスは全体的に明るい褐色。黒褐色の斑が入るので、船体的に黒い縞模様が入っているように見える。
クチバシは丸く短い、色は肉色。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『ベニマシコ(Long-tailed Rosefinch)』
最も身近な冬の赤い鳥。
信州では里山の林縁の草地や河川敷で観察できます。
草地やアシ原で「フィフィ」と声がすると
やはり狙いたくなる鳥です。
この冬の目標は、この子の雪がらみ。
まだ、満足いく撮影が出来ていないので、挑戦しないといけませんね。
オスの白い喉元や襟部はゴージャスです。
非常に美しいこの鳥を皆様も是非探してみてください。
夏のベニマシコ・・濃い赤
若いオスかな
メス
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。