【日本の野鳥#24-31-03】カヤクグリ(Japanese Accentor) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目イワヒバリ科カヤクグリ属

学名 Prunella rubida

和名 カヤクグリ

英名 Japanese Accentor

 

【分布】

日本固有種

四国、本州中部以北、北海道、南千島の亜高山帯、高山帯で繁殖。

冬期は低地や本州、四国、九州の暖地へ移動し越冬。

 

2亜種に分類される。

◆P. rubida rubida - 亜種カヤクグリ、本州と四国で繁殖。
◆P. rubida fervida - 亜種エゾカヤクグリ、北海道の高山や南千島で繁殖。

 

【生態】

亜高山帯、高山帯に生息。 

イワヒバリよりも岩場に出ることは少なく、林やハイマツの中にいることが多い。

食性は雑食。昆虫類や種子などを採食。

一妻二夫。メスがオスに求愛行動をとる。

繁殖期にはハイマツやシラビソなどの枝でさえずる。

イワヒバリに似た「チリチリチリ・・・」と鈴の様に鳴く。

 

【サイズ・形態】

全長14㎝ 翼開長21㎝。

雌雄同色。

体上面は赤褐色に暗褐色の縦斑が入る。

頬には黄褐色の筋状の斑紋が入る。

体下面は灰褐色。体側面、下尾筒には褐色の縦斑が入る。

翼上面は、雨覆は黄色味を帯びた斑が入る、風切羽は暗褐色。

尾羽は暗褐色。

虹彩は茶褐色。

クチバシは黒。

脚は橙褐色。

 

【その他】

日本固有種の1種とされてはいるが、飛翔能力もあり、周辺諸国にも記録があるので固有種とみなさないという見解もある。

 

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<ここから鳥の写真>

◆『カヤクグリ(Japanese Accentor)』

和名にJapaneseと付く鳥は数種類います。

本種のほかにも、

クロツグミ(Japanese Thrush)

コマドリ(Japanese Robin)

◆シジュウカラ(Japanese Tit)

メジロ(Japanese White-eye)

ウグイス(Japanese Bush Warbler)

オオセッカ(Japanese Marsh Warbler)

◆セグロセキレイ(Japanese Wagtail)

イカル(Japanese Grosbeak)

ノジコ(Japanese Yellow Bunting)

クロジ(Japanese Grey Bunting)

コジュリン(Japanese Read Bunting)

ウズラ(Japanese Quail)

◆キジ(Japanese Pheasant)

コゲラ(Japanese Pygmy Woodpecker)

◆アオゲラ(Japanese Green Woodpecker)

カラスバト(Japanese Wood Pigeon)

カンムリウミスズメ(Japanese Murrelet)

ツミ(Japanese Spallow Hawk)

ウミウ(Japanese Cormorant)

ミゾゴイ(Japanese Night Heron)

サンコウチョウ(Japanese Paradise Flycatcher)

ヒレンジャク(Japanese Waxwing)

かな?

◆が固有種

他は準固有種が多いかな~

主に日本で繁殖している鳥にもJapaneseが付いていることが多いですね。

 

皆さんは、Japaneseの鳥をいくつ見たり撮影したりしたことがありますか?

 

そんな高山の固有種のカヤクグリをご覧ください。

地味美しい素敵な鳥ですね(^^)

 

◆亜種カヤクグリ

越冬個体(八ヶ岳山麓にて)

 

富士山にて

 

乗鞍岳にて

 

◆亜種エゾカヤクグリ

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。