スズメ目ヒタキ科ツグミ属
学名 Turdus cardis
和名 クロツグミ
英名 Japanese Thrush
【分布】
日本(本州中部以北)、中国長江中流域で繁殖。
冬期は、中国南部やベトナムで越冬。
日本でも少数が西日本で越冬。
【生態】
山地や低山、丘陵地の森林に生息。
比較的、湿地や沢が流れる森に生息する傾向がある。
繁殖期はつがいで縄張りを持つ。
渡りの季節には都市公園や寺社林などで単独もしくは少数の群れで飛来する。
食性は主に動物食。林床で昆虫類や多足類、環形動物などを採食。秋や冬期は木の実や果実も採餌する。
木の上に苔類や枯れ枝や泥を使って椀状の巣を作り営巣。
オスは「キョロン」というクロツグミ独特の声に他の鳥の声も取り入れて美しい比較的ゆったりしたリズムの大きな響く複雑な声で囀る。
見渡しのいい木のてっぺんや梢で鳴く。
【サイズ・形態】
全長22㎝ 翼開長_㎝。
オスは上面および喉から胸にかけて黒。
腹部は白地に黒い斑。
クチバシとアイリングは黄色。
メスは上面が褐色。
下面は、胸から脇腹にかけて白地に黒~黒褐色の斑、腹は白。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『クロツグミ(Japanese Thrush)』
日本三鳴鳥というと「ウグイス」「コマドリ」「オオルリ」と並ぶわけですが
その歌の名手たちに肩を並べるのが本種。
森に響き渡る透き通る声
本当に美しい歌です。
個体によっては、キビタキのさえずりの一節を「調べ♪」に組み入れたりします。
「キョロン キョロン」基調に「ちょっとこい系」のピッコロの調べが混じったりと。
三鳴鳥に選ばれなかったのは、歌が個性的で、個体によって歌声が異なって、固定しないことが理由かもしれませんね(^^)
春比較的早く、葉が芽吹くころから鳴き始めます。
まだ目にしたことがない方は、是非、早春の山に行って歌を楽しんでみてください。
高原に響き渡る歌声をたよりに、木のてっぺんなどを探してみてください。
渡って来てすぐは、高原の葉も少ないので結構見つけやすいのでお勧めはGWかな・・・
オス
メス
順番では、次は『クロウタドリ』になりますが、未見なのでスキップします。
次回は『マミチャジナイ』になります。
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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。






