【日本の野鳥#24-30-08】マミチャジナイ(Eyebrowed Thrush) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ヒタキ科ツグミ属

学名 Turdus obscurus

和名 マミチャジナイ

英名 Eyebrowed Thrush

 

【分布】

ロシア東部、中国北東部で繁殖。

冬期は東南アジアに渡り越冬。

日本では渡りの季節に旅鳥として飛来。

少数は西日本・南西諸島などで越冬。

 

【生態】

繁殖地では針葉樹林帯の森林に生息。

渡りの季節は山地や平地の林や都市公園や寺社林などでも見ることが出来る。

越冬地では森林やその林縁に生息。

食性は雑食。昆虫類やクモ類、環形動物、多足類、陸生貝類などを捕食。果実や種子も採食する。

飛翔時に「ツィー」と声を出すが、アカハラやシロハラも同様の声を出すので識別には使えない。

 

【サイズ・形態】

全長21.5-23㎝ 翼開長37㎝。

頭部、尾上面は暗緑褐色。背および翼上面は褐色。

胸および体側面は黄橙色。

顔はオスは灰黒色、メスは暗色褐色、ともに白い眉斑が明瞭に入る。

メスは喉が白く暗色の縦斑が入る。

クチバシは上は灰褐色、下は黄色が入る。

脚は橙肉色。

 

【その他】

Birderには「マミチャ」と略して呼ばれることが多い。

 

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<ここから鳥の写真>

『マミチャジナイ(Eyebrowed Thrush)』

日本では春や秋の渡りの季節に出会えるツグミ属の1種です。

秋の早め(9月中旬頃)に渡ってきて、晩秋まで居残ったりしています。

 

私の趣味のキノコ採りの季節も、ちょうど同じころに始まりますが、森を歩いていると、マミチャの地鳴きの「ツィー」が耳に届いてきます。

季節の移ろいを初秋から感じさせてくれる音色です。

アカハラやシロハラも似た声を出しますが、マミチャの地鳴きはやや優しい感じがします。ま、個人的な印象ですがね(^w^)

 

眉が白くて凛々しい美しい鳥です。

品があるというか、上品さを感じる素敵なツグミ。

どうぞご覧になってください。

越冬地のミンダナオ島(フィリピン南部)にて

 

タイ北部にて

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。