【日本の野鳥#24-28-07】ホシムクドリ(Common Starling) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ムクドリ科ホシムクドリ属

学名 Sturnus vulgaris 

和名 ホシムクドリ

英名 Common Starling

 

【分布】

ヨーロッパ東部~スカンジナビア半島、ロシア西部~バイカル湖にかけての広い地域で繁殖。

中央アジア、イラン、アラビア半島、アフリカ北部の地中海沿岸部で越冬。

日本には亜種ホシムクドリ(S. vulgaris poltaratskyi )が数少ない冬鳥として飛来。

鹿児島県や島根県などでは毎年一定数の飛来記録がある。

 

12亜種に分類。

S. vulgaris vukgaris - 基亜種

カナリア諸島、アイスランドからウラル山脈(ロシア)、ウクライナ北部、ヨーロッパ南東部に分布。

 

S. vulgaris granti 

アゾレス諸島に分布。


S. vulgaris faroensis

 フェロー諸島に分布。


S. vulgaris zetlandicus 

シェトランド諸島に分布。

 

S. vulgaris tauricus

ウクライナ東・南部、クリミア半島、小アジアに分布。

 

S. vulgaris purpurascens

南コーカサス西部からグルジア、アルメニアに分布。

 

S. vulgaris caucasicus 

ヴォルガ川デルタ、コーカサス北部からカスピ海、イラン南部に分布。

 

S. vulgaris nobilior

アフガニスタン、ザカスピ州、ホラーサーンに分布。

 

S. vulgaris poltaratskyi -亜種ホシムクドリ

ウラル山脈東部からバイカル湖、カザフスタン、モンゴル西部に分布。

 

S. vulgaris porphyronotus

ジュンガル盆地、天山山脈からパミール高原、サマルカンドに分布。

 

S. vulgaris humii 

ヒマラヤ西部(カシミールから Garhwal)に分布。

 

S. vulgaris minor

パキスタン西部地方(シンド州)に分布。

 

【生態】

農耕地、開けた林、市街地及びその周辺などに生息。

食性は雑食。昆虫類、クモ、環形動物、果実、種子などを採食。

日本ではムクドリの群れに混じることが多い。

 

【サイズ・形態】

全長21-23㎝ 翼開長_㎝。

ムクドリよりもやや小型。

雌雄同色。

日本で見ることが出来る冬羽(非繁殖羽)は、全身が光沢のある黒に、白や黄白色の小班が星状に散る。

翼の羽根の羽縁が茶色。

脚は赤黒く、クチバシは黒。

繁殖羽は、星状の斑が目立たなくなり、緑色の光沢を帯びた黒になり、クチバシは黄色になる。

 

【その他】

北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどに移入。

当地で大増殖し、糞害、騒音、食害などの人の生活への影響と在来種との競合の優位性が顕著であることから、『世界の侵略的外来種ワースト100』に選出されている。

 

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<ここから鳥の写真>

『ホシムクドリ(Common Starling)』

1890年にニューヨークに100羽放って、今ではその子孫が増えに増え、北アメリカの総個体数は2億羽ともいわれています。

環境適応能力の高い鳥と言えます。

自然分布も生息域を広げつつあるようです。

 

この鳥には結構縁があり、初めて見たのは茨城県。

この時は情報をもらって見に行きました。

その後は岡山、島根、佐賀、熊本、鹿児島などで、他種の鳥見中に偶然探して撮影出来ました。

日本でも記録が増えてきている気がします。

 

本種の和名の「ホシ」は、可愛いハート型なんです。

そんな風に撮影できると、ちょっと嬉しくなります。

 

さて、そんな風に撮影出来ているでしょうか?

夏の羽衣も見てみたいですね~

 

ハート型にとれているか???

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。