スズメ目ムクドリ科ムクドリ属
学名 Sturnus cineraceus
和名 ムクドリ
英名 White-cheeked Starling
【分布】
中国、モンゴル、ロシア南東部、朝鮮半島、日本に分布。
日本では全域に留鳥として分布。
雪の多い地域などでは冬期に暖地に移動。
【生態】
低地の平野や低山、都市部や人家付近、公園、農耕地、田んぼにに生息。
食性は雑食。昆虫の幼虫、環形動物、果実、種子などを採食。
秋から冬にカキやリンゴの熟した実をついばむ。
樹洞、軒下、戸袋などの穴に巣を作り営巣。
非繁殖期はねぐら入りで大きな群れになることがある。
天敵の少ない都市部の街路樹などにねぐらとして集まり、騒音やフン害の問題となる場合がある。
「ギャ―ギャー」「ギュルギュル」「ギュイギュイ」「キュルル」などの声を発する。
歩様はウォーキング。
【サイズ・形態】
全長24㎝ 翼開長40㎝。
体上面、胸、頸部、尾の上面は濃い灰褐色。
頬や目の周囲は淡灰色や白い斑が入るが、個体差がある。
上尾筒、下尾筒は白。
クチバシと脚は黄色。
飛翔時は下雨覆いに白斑。
雌雄差がある。
オスは胸や腹部、上面は黒みが強い。メスは褐色みが強い。
【その他】
冬の季語。
小林一茶の俳句に「椋鳥と人に呼ばるる寒さかな」がある。田舎者は江戸でやかましい「椋鳥」と揶揄されたことから作られた一句。
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<ここから鳥の写真>
『ムクドリ(White-cheeked Starling)』
スズメ、ツバメ、キジバト、ヒヨドリ、カラスに並ぶ多くの人が目にする鳥の一つ。
ゆえに比較対象としての「ものさし」になる。
『「ムクドリ大」=ムクドリと同じくらいの大きさ』など、鳥の大きさやフォルムでの指標として使われます。
色あいに個体差、性差も大きく、差があります。
まだら模様が美しい個体もいれば、汚れた感じのイメージになる個体もいたりします。
数個体を貼っておきます。
差を感じてみてください。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。







