【日本の野鳥#24-26-01】キバシリ(Eurashian Treecreeper) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目キバシリ科キバシリ属

学名 Certhia familiaris

和名 キバシリ

英名 Eurashian Treecreeper

 

【分布】

ユーラシア大陸、(北アメリカ大陸:亜種ではなく種としてアメリカキバシリ説が有力)の温帯から亜寒帯にかけて広く分布。

日本には亜種キバシリと亜種キタキバシリが山地、亜高山帯に留鳥として分布。

12亜種に分類される。

 

C. f. familiaris 基亜種

スカンジナビア半島、ヨーロッパ東部~シベリア西部にかけて分布。

 

C. f. japonica 亜種キバシリ

本州・四国・九州に分布。

 

C. f. orientalis 亜種キタキバシリ

北海道、朝鮮半島、アムール流域、中国北東部に分布。

 

C. f. britannica

イギリス、アイルランドに分布。

 

C. f. macrodactyla

ヨーロッパ西部に分布。

 

C. f. corsa

コルシア島に分布.

 

C. f. daurica

ロシア東部、モンゴル北部に分布。

 

C. f. persica

クリミア半島、トルコ東部、イラン北部に分布。

 

C. f. tianchanica

中国北西部、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、キルギスに分布。

 

C. f. hodgsoni

ヒマラヤ西部、カシミール地方に分布。

 

C. f. mandellii

インドのヒマラヤ東部、ネパールに分布。

 

C. f. khamensis

中国四川省に分布。

 

【生態】

低山から亜高山帯の針葉樹林帯、その混合林に生息。

食性は動物食。昆虫類やクモを捕食。

尾を木の幹に付けて支えて這うように動く。

幹を回りながら登る習性がある。

ゴジュウカラのように頭を下にして動くことはできない。

木の割れ目や樹洞にクモの糸を使った巣を作り営巣。

カラ類の混群に混じることもある。

「ピチョ ピチョ ピピピィ チーチィー ツリリ・・・」というだんだん早くなる口調で囀る。

地鳴きは「シリ―シリ―」「チリ―チリ―」「ツーツー」と細い声で鳴く。

 

【サイズ・形態】

全長11₋15.5㎝ 翼開長_㎝。

雌雄同色。

体上面は褐色の地色に白い斑が混じる。

樹皮に似た色、模様。

体下面は白。

尾な長く、褐色。

クチバシは細く、下にカーブする。

亜種キバシリと亜種キタキバシリの外観の違いでの野外識別は困難。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『キバシリ(Eurashian Treectreeper)』

森の忍者

隠れ上手ですが、結構声で分かっちゃいますw

覚えておくと、本種の存在が分かり、方向さえわかれば、木の上まで行くと、また下に降りて、登るを繰り返すので、見つけやすいんですよね。

声が大事‼

 

MFの信州のやや標高の高いところに行くと、出会う機会が多いですが、見つけようと思って見つけるのは、結構難儀。

でも、森を歩けば、出会う機会が多いんですよ。

 

是非、探してみてください。

見つけると、結構得した気分になりますよ~

 

◆亜種キバシリ

幹のコケや木肌の色にそっくりでしょう。

じっとしていたら分からないw

 

◆亜種キタキバシリ

巣立ち雛

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。