【日本の野鳥#17-122】キョクアジサシ(Arctic Tern) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目カモメ科アジサシ属

学名 Sterna paradisaea

和名 キョクアジサシ

英名 Arctic Tern

 

【分布】

北極圏で繁殖。

非繁殖期は南極海周辺で生息。

最も長い渡りをする鳥の1種。

日本は本筋の渡りルートから外れているので、迷鳥として稀に飛来。

 

【生態】

海岸近くの砂礫地にコロニーを形成して繁殖。

換羽は越冬地で短期間で行う。

食性は動物食。魚類や甲殻類を捕食。繁殖地では昆虫や液果も食べる。

直線距離で往復2万㎞を渡る。蛇行して渡ることから飛行距離はそれよりも長いとされる。

 

【サイズ・形態】

全長33-36㎝ 翼開長85㎝。

成鳥夏羽は頭上から後頚部は黒。背面、翼上面は淡灰色。初列風切羽の先端部は黒。

喉から体下面は白。尾羽は深く切れ込んだ燕尾型で白。

クチバシと脚は赤。

冬羽と幼鳥はクチバシと脚は黒、後頭部が黒。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『キョクアジサシ(Arctic Tern)』

本種の渡りのルートからアジアが外れているので、日本では迷鳥。

ゆえに私もまだ一度しか見たことがありません。

 

ですが、近年、発見されたという話を耳にします。

アジサシの群れに混じっていた。。。という話。

 

そう、やはりアジサシの群れを丁寧に観察することが本種の再会への近道のように思えます。

 

北極圏と南極圏を行き来するという本種。

まるで白夜を求めて旅をする鳥・・・そう思うと、神秘的に感じます。

 

ですが、毎年、直線距離2万キロの距離を往復するわけですから、正に驚異的かつ感動的な能力ともいえますね。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。