チドリ目カモメ科カモメ属
学名 Larus brunnicephalus
和名 チャガシラカモメ
英名 Brown-headed Gull
【分布】
アジア中南部から中国西部、チベットの高原地帯、モンゴル中央部などで繁殖。非外洋性地域の繁殖。
インド、東南アジア、中国南部にて越冬。
日本では、迷鳥として記録が数例。
【生態】
繁殖期は、内陸の高原地帯の湖などの周辺及び島、草地で繁殖。
非繁殖期は、湖、海岸で生息。
食性は動物食。魚、軟体動物などを捕食するが、町でごみを漁ったりもする。
【サイズ・形態】
全長41-45㎝ 翼開長105-115㎝。
夏羽は頭部が淡褐色、ユリカモメよりも明るめ。
背面は青灰色。
クチバシと脚は赤。
黒い初列風切外側2枚に白斑がある
虹彩は白。
成鳥冬羽は、頭部が白くなり、ヘッドフォン状の黒の斑紋が入る。クチバシおよび脚の赤は淡くなる。
幼鳥も成鳥冬羽に似るが、尾羽に黒いバンドが入る。次列三列風切も黒。
クチバシは基部から先端まで橙色、先端部は黒。脚は橙色。
【その他】
類似種:ユリカモメ(成鳥夏羽、冬羽、幼羽)ともに似る。
大きさは本種が一回り大きい。
オデコの形状が出っ張り気味。
成鳥の虹彩は白。
初列風切羽が黒、先端部に白いミラー2つが入る。
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<ここから鳥の写真>
『チャガシラカモメ(Brown-headed Gull)』
国内での初撮影です。
2023年の冬はカモメが不調と言われていましたが
ヒメカモメと本種の出現で、一気に銚子港が賑わいました。
まあ、その狂騒曲的な状況で出た問題は今回は置いておきます。
チャガシラカモメはタイで越冬個体を何度か撮影していました。
そのブログは→こちら
カモメ類もたくさんいる中で、ユリカモメのそっくりさんを1羽探し出す作業。
ですが、優秀な若手たちと普段から接していて、みんな親切に教えてくれて
ありがたいことです。
離れたところで、エサ取りする姿も撮影できたので、「抜けないでくれ」と願いながら迎えた週末。
ほっと一安心出来た次第です。
どれだ?
一番手前
翼をあげている右の個体(風切羽の黒字の白い斑紋が違うでしょ)
近くに浮いていた
この虹彩の白さも特徴です。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。









