スズメ目モズ科モズ属
学名 Lanius tigrinus
和名 チゴモズ
英名 Tiger Shrike
【分布】
朝鮮半島、中国北東部、ロシア東部、日本で繁殖。
中華人民共和国南部やフィリピン、スマトラ島、マレー半島などで越冬。
日本では本州(主に東北地方から中部地方)に局所的に分布。
それ以外では旅鳥として記録あり。
【生態】
低地から低山地の明るい広葉樹林、広葉樹と針葉樹の混合林と低木、灌木、田畑などやや開けた環境が混在する場所に生息。
食性は動物食。主に鱗翅目の幼虫、カマキリ、コオロギ類、ゴキブリなどの昆虫、アマガエル、トカゲ類を捕食する。
はやにえを行う。
営巣は比較的高い木の枝の中にすることが多い。
アカモズとの異種間繁殖の例もある(長野県野辺山)。
【サイズ・形態】
全長17-19㎝ 翼開長_㎝。
雌雄異色。
肩羽~背、上尾筒は赤褐色。下面は白。
クチバシは太く黒。脚は灰褐色。
オスは頭部が青灰色。過眼線が太く黒。
メスは頭部が灰褐色。過眼線は黒だがやや薄く、目先部は淡灰褐色。下面脇に黒の横紋が入る。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『チゴモズ(Tiger Shrike)』
長い付き合いをしている本種の生息地があります。
そこの住民のおばあちゃんとも仲良し。
家に呼ばれてお茶したり、ワラビをいただいたりしています。
もう、かれこれ12⁻3年経つかな~
コロナの1年目2020年初夏は、その集落に近寄りたくなくて訪問ませんでした。
連続観察記録が途絶えましたが、その後、2021,2022年はしっかり確認出来ました。
本種を初めて見たのが、実家のそば。
大学卒業後まもなくの頃、2カ所で見つけました。
その後は、その場所で見ることも叶わずで、10年ほどブランクがあり
上述の集落での出会いはものすごくうれしかったことを覚えています。
巣を発見して、東京から毎週末、通ったこともありました。
とてもいいペアで、なんと、私が行く週末に雛を巣立たせてくれたので
灼熱の7月のブラインドの中で、巣立ち雛の撮影もすることが出来ました。
そんな思い出のある鳥です。
写真をご覧ください。
つがい
メス
オス
メス
巣立ち雛
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。