チドリ目カモメ科カモメ属
学名 Larus argentatus
和名 セグロカモメ
英名 Herring Gull
【分布】
ユーラシア大陸の北部から中部、イギリスや北アメリカ大陸北部などで繁殖。
北方の個体は南下して越冬。
日本では、冬鳥として飛来。最も数の多い大型カモメ。
セグロカモメの分類は、諸説あり、生息域ごとの特徴に分けて細分化する説や、かなり絞り込んだ分類があるが、ここでは明記を省きます。
【生態】
海岸や河口、内陸の湖沼に生息。
コロニーで繁殖。大きな群れを作る。
枯草や海藻で巣を作り、営巣。
食性は動物食傾向の雑食。英名の由来のHerring=ニシンなどの魚類を中心に、軟体動物、昆虫、小動物や鳥類の雛や若鳥なども捕食。動物などの死骸やゴミなども食べる。
【サイズ・形態】
全長55-67㎝ 翼開長125-155㎝
雌雄同色。雌雄のサイズには差がある。
成鳥の羽衣になるまでに4-5年かかる。
成鳥夏羽は背中と翼上面は明るい灰色。
頭部、頸部、腹部、尾は白。
初列風切羽は黒、先端に白斑が入る。
クチバシは黄色で、下クチバシに赤い斑紋が入る。
脚はピンク(肉色)。
虹彩は黄色。眼瞼は赤。
成鳥冬羽は、後頭部から頸部にかけて褐色の斑が混じる。
幼鳥/若鳥は、全身褐色。クチバシは黒。風切羽と尾羽の先端部は暗褐色。
虹彩は褐色。脚はピンク。
成長によって羽衣は変化する。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『セグロカモメ(Herring Gull)』
日本の大型カモメ4種のうちの1種。
この左下のイメージです。
単独個体の写真では光の当たり方では、オオセグロカモメのように暗色に見えたりすることもあるので、背中の色の判断は難しいのですが、フィールドで、横に並んだ状態での背の色の差が分かるとオオセグロカモメとの識別は難しくはありません。
ですが、上の「分布」欄にも書いたように、識別を細かくすると
セグロカモメと類似した「セグロカモメ系」の識別は、なかなかの難易度になります。
カモメが好きな人は、この難しさが楽しさにつながっていると思います。
成鳥だけではなく、ここに幼鳥や若鳥も混じるので、なかなか特徴のマトリクスを思えきることが出来ない私は、楽しみながらも苦しんでいますw。
セグロカモメの中から、見つけ出す種としては
カナダカモメ
アイスランドカモメ
アメリカセグロカモメ
モンゴルカモメ
ホイグリンカモメ
タイミルカモメ
と・・・
「あ~~わけわからん~~~」
と叫びながら、本ブログの大型カモメの記事の写真を整理しています。
ここでかなりの時間をかけていて、そろそろ追いつかれそうで、焦っているのです。
そんな思いで、チョイスしたセグロカモメの写真をご覧ください。
並ぶと背の色が違うのがよくわかります。
左がオオセグロカモメ 右がセグロカモメ
手前がオオセグロカモメ 奥がセグロカモメ
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。