【日本の野鳥#17-60】オジロトウネン(Temminick's Stint) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目シギ科オバシギ属

学名 Calidris temminckii

和名 オジロトウネン

英名 Temminick's Stint

 

【分布】

ユーラシア大陸北部の亜寒帯から寒帯で繁殖。

アフリカ東部、インド、東南アジアで越冬。

日本へは旅鳥として主に秋に渡来。

本州中部以南では越冬するものもいる。

トウネンの群れに混じっていることが多い。

 

【生態】

繁殖期は針葉樹林の草原などに生息。

非繁殖期は湿地、水田、湖沼の岸に生息。淡水域を好む。

食性は動物食で、昆虫類、甲殻類、環形動物などを捕食。

本種ん繁殖形態は二重巣卵体制。これは、メスがあるオスと番いになって産卵後、別のオスと番いになって産卵を行い、第1の巣ではオスが抱卵、育雛を行う。

第2の巣ではメスが抱卵、育雛を行う。

短い夏の極地での繁殖の効率を上げる手段として身に着けた習性と思われる。

 

【サイズ・形態】

全長14㎝ 翼開長35㎝。

雌雄同色。

尾の両端は白、脚が黄緑色である点が異なる。

冬羽では背面、頭部~胸部はべたりした暗めの灰色で、軸班が細い。

クチバシの基部に黄色が混じる。

夏羽への移行がトウネンに比べて遅く、春季において日本においては夏羽を見る機会がほとんどない。

体の上面が灰褐色で赤褐色と黒色の斑が入る。頭部から胸にかけて縦斑が入る。

 

【その他】

類似種:トウネン・ヨーロッパトウネン

両種は脚が黒、本種は緑黄色。

 

Jizzとすると「頭部から胸、上面の灰色がべったりして暗め。」

 

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<ここから鳥の写真>

『オジロトウネン(Temminick's Stint)』

通称「ジロネン」と略されて呼ばれます。

尾の両脇が白いところからその名がついていますが、屋外で確認することは難しいのですが、

本種は、トウネン3種の中でも、やや異質というか、脚の色、上面や胸の灰色が特徴的なので

比較的判別しやすいといえます。

 

でも、トウネンの群れに混じっていると、やはり識別は面倒ですね(^^)

 

灰色がべったりしているというイメージはわかりますよね。

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。