【日本の野鳥#17-59】ヨーロッパトウネン(Little Stint) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目シギ科オバシギ属

学名 Calidris minuta

和名 ヨーロッパトウネン(別称:ニシトウネン)

英名 Little Stint

 

【分布】

スカンジナビア半島からシベリアにかけての北極圏で繁殖。

ヨーロッパ南部の地中海沿岸、アフリカ中南部、西南アジアの海岸部で越冬。

日本へは数少ない旅鳥または冬鳥として、少数が渡来。

 

【生態】

繁殖期にはツンドラに生息。

非繁殖期は干潟や、内陸の湿地や水田、川などに生息し群れで行動するが、日本では単独か数羽での渡来がほとんど。トウネンの群れに混じることが多い。

食性は動物食。、昆虫やゴカイなど捕食。

 

【サイズ・形態】

全長14‐16㎝ 翼開長28‐37㎝

トウネンとよく似るが、わずかに小型であり、脚がより細長く見える。

雌雄同色。

冬羽は上面は灰色で、下面は白。

夏羽は上面と頭頂から胸側は赤褐色、下面は白。

幼羽は背と肩羽上列の境界に、白いはっきりとしたV字模様がある。

喉は白。

クチバシは細く下にややカーブ、色は黒。

脚は黒。

 

【その他】

類似種(冬羽):トウネン・オジロトウネン

トウネン:脚の色は黒。脚が短く、胴長体形で、背が低く横に長い印象。
オジロトウネン:脚の色が緑黄色。胸がべったりとした灰色。

Jizz(印象)としては、トウネンは胴長なイメージ。 オジロトウネンはずんぐりしたイメージ。

 

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<ここから鳥の写真>

『ヨーロッパトウネン(Little Stint)』

通称「ヨロネン」と呼ばれます。

 

シギ好きの人は、トウネンなど小型シギの群れの中から本種を見抜くことがこの上ない喜びを感じるようです。

私もその一人かも。

トウネンの群れの中から、「いた~~」という瞬間が楽しいんです。

 

ですが、相手は動くし、トウネンの中にも怪しいのがいたりと、なかなか難しいのですが

シギ好きの仲間が先にポイントに入っていると「あそこにいますよ」と先に教えてくれて(^^)

手っ取り早くて、嬉しいような、宝探しの楽しみを失ったような・・・

わざと、目を切って、自分で探してみたりしちゃうんですよね。

 

偉そうに書きましたが、幼羽以外は、まだ悩ましく、同定に迷いが生じることもたびたび。

たくさんの本種を見て、頭の中のデータベースを重ねていきたいと思っています。

 

 

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。