【日本の野鳥#17-02】ケリ(Grey-headed Lapwing) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目チドリ科タゲリ属

学名 Vanellus cinereus

和名 ケリ

英名 Grey-headed Lapwing

 

【分布】

モンゴル高原、中国北東部、日本列島で繁殖。

冬季は、東南アジアや中国南部に渡るが、日本の個体は留鳥として冬季も残る個体が多い。

 

【生態】

水田、畑、河原、干潟、草原などに生息。

食性は主に動物食で、昆虫類、ミミズ、カエル、小型の魚類などを捕食。

非常に警戒心が強い。

田んぼの畦や休耕田、草地、土手の地面に枯草を敷いて営巣。

縄張りにトビやカラス、ヒトなどの外敵が近付くと、「キリッ、キリッ、キリッ♪」と鳴きながら激しく威嚇し、追い払い行動を行う。

この声が「ケリ、ケリ」と聞こえ、和名の由来と言われている。

 

【サイズ・形態】

全長は34㎝ 翼開長75㎝

雌雄は同色。

成鳥夏羽は頭部から胸上部が灰青色。

体上面は灰褐色。体下面は白。

胸上部と体下面の境目に黒い胸帯。

冬羽は頭部の色合いがやや茶色を帯びる。

翼は先端部が黒、基半部は白色と灰褐色。飛ぶと、コントラストが目立つ。

尾は白、黒い帯が入る。

虹彩は赤橙色、黄色のアイリングが有る。

クチバシは短く、黄色で先端が黒。

クチバシの付け根には、黄色い肉垂がある。

脚は長くて黄色。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ケリ(Grey-headed Lapwing)』

信州では非常に珍しい鳥です(でした)。

最近はたまに目にすることがありますが、非繁殖期に見る機会が多いので

大陸からの渡り個体なのか?と考えています。

 

繁殖個体を初めて見たのは、東海地区でした。

その時に、車中から観察していて、外に出るや否や。。。叱られました、ケリに。

ケリの仲間は、オーストラリアでも、アフリカでも、叱られたことがあります。

 

本当に人の生活圏にこのサイズの鳥が繁殖しているんですよね。しかも、地面に営巣。

そんな鳥って、多くないので、叱られても、温かい目で見守ってあげましょうね。

 

信州にて

暑い日は、こんな風に水浴びもします。

叱られる時は、こんな感じで威嚇から初めて、

そのうち飛び出して「蹴り」を入れるようにアタックしてきます、

 

※順番的には、次はヨーロッパムナグロですが、まだ見たことがないので、スキップします。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。