チドリ目チドリ科ムナグロ属
学名 Pluvialis fulva
和名 ムナグロ
英名 Pacific Golden Plover
【分布】
シベリアとアラスカ西部のツンドラで繁殖。
冬季は東南アジアやオーストラリア、インド、アフリカ東部などへの渡りをおこない越冬。
日本へは旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国に飛来。
本州の中部以南の地域では、越冬する個体もいる。
南西諸島や小笠原諸島では、普通に越冬。
【生態】
繁殖期は極地のツンドラに生息。
渡りの時期や越冬時には、水田や草原、干潟や河原、河口などに生息。干潟には少ない。
食性は主に動物食で、昆虫類や甲殻類などを捕食する。草原や田圃で植物の種子をついばむこともある。
体型の似ているダイゼンと比べると、やや乾いた環境を好む傾向がある。
特に、越冬地では干潟や河原よりも、畑や公園の芝生などの方でよく観察される。
【サイズ・形態】
全長は約24㎝ 翼開長は約60㎝。
雌雄同色。
成鳥夏羽は、顔から腹までの下部分が黒、その上部に白い縁取り。
背面は黄褐色と黒褐色の斑模様。
成鳥冬羽は、体下面が淡黄褐色で腹部が褐色がかった白。
クチバシは黒。脚は灰色みをおびた黒。
幼鳥は成鳥の冬羽と似ているが、全体に黄褐色みが強く翼の下面が白っぽい。
【その他】
********************************************************
<ここから鳥の写真>
『ムナグロ(Pacific Golden Plover)』
小笠原諸島やサイパンでも見ましたが、芝生の校庭や公園にいました。
国内で渡りの時期に見る時も、田んぼも乾いた場所の方が見る機会が多いです。
飛びながら「ピョピョー♪7」と鳴く声が特徴的。
春の渡りの後半に見る個体は、英名のGoled のようで美しいチドリです。
非繁殖羽(冬羽)
タイの越冬個体
ここからは春の夏羽移行中の個体たち
※順番的には、次はアメリカムナグロですが、まだ見たことがないので、スキップします。
********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。